昆虫食

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風土計 10/16

秋が深まり、ひんやりとした空気のせいか、夜を彩る虫の鳴き声も澄んで聞こえる気がする。コオロギ、鈴虫と、それぞれ特徴のある声が耳を楽しませてくれる。

ここ数年「昆虫食」という言葉を耳にする。イナゴ捕りが秋の風物詩という地域もあった。今でもイナゴや蜂の子の瓶詰めを見かけることがある。新潟や長野では、コオロギも食用にしたという。

養殖が盛んなタイには「コオロギ御殿」を建てた農家もいるそうだ。2013年に国連食糧農業機関(FAO)が、将来懸念される食糧危機の対策として昆虫食を推奨する報告書を発表して話題になった。

地球環境に対しても低負荷な食料で飼料にもなると注目される昆虫。レシピ本も次々に出版されて「かに玉風コオロギの甘酢あんかけ」「タイワンツチイナゴのかき揚げ」など、現代風にアレンジしたメニューが並ぶ。

きょうは国連が定めた世界食料デー。先月発表された調査結果によると、10年以上減少し続けた飢餓人口は昨年再び増加に転じ、8億1500万人と世界人口の11%に達した。主な原因は頻発する武力紛争。それに気候変動が拍車を掛けている。

日本の将来に関わる消費税の引き上げや憲法改正などを争点に衆院選は舌戦を繰り広げている最中だが、この日は発展途上国へも目を向け飢えに苦しむ人たちに寄り添いたい。

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若虫ちらし寿司・スズメバチのキッシュ・ゴキブリ雑煮・虫パン・コオロギピザ・タガメそうめん・カマキリ豆腐…。昆虫料理研究家・内山昭一氏が考案した和・洋・中のレシピ79点を掲載。
クリムシようかん・アリの子のコンポートなど、スィーツのレシピも充実。
また、『ファーブル昆虫記』の翻訳者としても知られる仏文学者・奥本大三郎氏との「ムシ食い対談」のほかに「採取、購入、飼育まで、食材(虫)の集め方」「うまい虫、まずい虫ランキング」「昆虫の栄養価」などのコラムも収録。
昆虫採集や標本づくりだけでなく、新しい昆虫の楽しみ方を提案します。

登場するムシ(食材)は、バッタ・カマキリ・キリギリス・コオロギ・カイコ・アブラゼミ・タガメ・ナメクジ・イナゴ・スズメバチ・ベニガラスズメ・クリシギゾウムシ・サクサン・マダガスカルゴキブリ・ツムギアリ・ジョロウグモ・ミールワーム・ヤマトゴキブリ・カブトムシ・カミキリムシ・サクラケムシ・ナナフシ・ムカデ … など。

<和風>
カマキリベビーのせ揚げ出し豆腐,セミの煮付け,タガメそうめん,ナメクジの酢みそ和え,バッタの香梅煮,子持ちカマキリの南蛮漬け,ハチの子とゴキブリの雑煮,虫納豆,虫ミックスお好み焼き,むしうどん
<洋風>
甲虫のホイル包み焼き,セミの子のスモーク,クモと卵のファルシー,サクラケムシといんげん豆のトマトソース煮,コオロギのカレー,アリの子のオムライス,スズメバチとカイコのパプリカ詰めリゾット
<中華>
昆虫八宝菜,かに玉風コオロギの甘酢あんかけ,イナゴと豆腐の焼き餃子,ミールワームのゴーヤーチャーハン,アリの子まん
<韓国>
ポンテキチヂミ,アリとハチとサクサンのチゲ,虫のキムチ漬け
<エスニック>
アリのトムヤム,タイワンツチイナゴの生春巻き,バグミックスタコス
<デザート>
栗虫ようかん,虫最中,バグチョコミックス,ムシクッキー
ほか79レシピ掲載


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