新聞週間

雪どけ水はつめたくて

歌:NSP
作詞:天野滋 作曲:天野滋

雪どけ水は冷たくて つかっているのはつらいけど
きみがひざまでつかってるので
ボクもがまんしてるんだ

でもボクはとても ひざまでは
はいるきもちになれなくて
きみのあとをおうのは なかなかできない

※おくびょうなボクは
小説の主人公みたいになれないで
きみをさらっていけやしない
さらってゆけない※

そして木片をひろってきては
たきびをつくっているんだ
はやくあがってこないかと
おもっているのに

(※くり返し)





…………………………

風土計 10/15

フォークグループNSPの初期を代表する曲「雪どけ水はつめたくて」は、新聞配達がきっかけとなって生まれたらしい。作詞・作曲した一関市出身の故天野滋さんがエッセーにつづっている。

一関高専1年だった天野さんは、通学のために自転車を買い、せっかく自転車があるのだからと一念発起。新聞配達のアルバイトを始めた。最初は近所だけだったのが、そのうち20分もかかる街はずれまで担当するようになった。

一軒一軒、新聞を配りながら「この家はまだ寝ている」「ここはもう起きている」と推測する。そのうち、その家の仕事が分かったりすると、自分が街の主になったようで悪い気持ちではなかった-という。

春先のあぜ道には苦労したようだ。解けかかった雪でぬかるみができ、タイヤがとられる。指がかじかみ新聞を落としたり、ブレーキが利かず田んぼに突っ込んだことも。おかげで学校に遅刻したこともあった。

そんな季節に釣山公園のあずまやから見下ろす磐井川の美しさ。氷が解けて、透明な水が音をたてて川に注ぐ。神々しい景色が創作意欲をかきたてたのだろう。

きょうから新聞週間。「新聞配達の日」でもある。戸別配達制度は新聞と読者を結ぶ根幹であり多くの人に支えられている。たまには早起きして、届けてくれる人に「ご苦労さま」と声をかけようか。
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