温暖化と糖尿病

卓上四季 9/21

地球温暖化が進めば糖尿病が増える―。「風が吹けば桶(おけ)屋がもうかる」の類いのこじつけかと思ったら、海外の専門家が発表したまじめな研究だった。

人体には褐色脂肪細胞があり、寒いと脂肪を熱に変え体温を維持する。平均気温が上がるとこの細胞が減り、脂肪が燃えにくくなって糖尿病患者が増えるという仕組みだ。平均気温が1度上がると、米国だけで年間10万人増えると試算する。

それだけではない。温暖化の弊害は広範に及ぶ。気温上昇で空気の密度が下がれば航空機は揚力を得にくくなり、重量制限が必要になる恐れがあるという。「暑すぎて離陸できません」という事態が冗談ではなくなるかもしれない。

猛暑や豪雨などの異常気象も、関係があるというのが科学的な知見だ。北海道では昨年大きな台風被害を受けた十勝管内が今年も再び被災するなど、毎年のように大雨災害に見舞われている。

各国、各地域が災害への対応を強化することは大切だが、温暖化対策は世界規模で進めなければ意味がない。まずは温暖化防止に向けた世界的枠組み「パリ協定」で掲げた目標を、各国が履行していくことが重要だ。

協定からの離脱を表明していたトランプ米大統領も、方針転換を検討しているそうだ。先月の大型ハリケーンでは、数十人の死者を含む大きな被害が生じている。大統領はこうした現実をしっかり直視しなくてはなるまい。

…………………………

201709211308236f0.jpeg


風が吹けば桶屋が儲かる?(または女心と春の空?)

与太郎 花粉症って言えば、春先になって風が吹き出すと大変なんですよね。
大 家 春は結構強い風が吹きやすいですからね。
与太郎 「風が吹けば桶屋が儲かる」なんていう諺を聞いたことがあるけど、今は桶屋なんかないですよね。
大 家 ないですね。その諺が今でも通用しているのかどうかと思ってインターネットで調べて見たら結構まだ生きているようなんですね。Wikipediaにもちゃんと項目がありましたよ。
与太郎 この諺ってあれでしょう? 何ていうか、ありそうでなさそうな理屈を繋げて、いい加減なことを──結論にするって言うか・・・。
大 家 そういうことですね。
 ところで、私が高校生の時だったかな。60年も前のことだけれども、担任の先生が教えてくれたんですよ。若い物理の先生だったですね。
 「風が吹けば」というのは間違いで、「春・風が吹けば」というのが正しいってね。
与太郎 春風っていうと何か優しいそよ風みたいだけど──。
大 家 「春風」じゃなくて、「春・風が吹けば」ですよ。これは夏や秋では駄目なんです。どうしてかと言えば、春先はまだ空気がうんと乾燥しているでしょう? その時期にはまた結構強い風が吹きますね。春一番から始まって、花見の時期だってずいぶん強い風が吹きますね。
与太郎 そう言えばそうですね。空気は乾燥しているから、埃が目に入って目が見えなくなる人が多いっていうわけですね。
大 家 というわけで、どうしても季節は春でなければならないんですよ。
与太郎 そうか。で、目が見えなくなった人が増えると三味線が売れるようになるって言うのはどうなんですか?
大 家 目が見えなくなった人が就く職業としてはまず按摩さんがありますね。今で言うマッサージ師でしょうか。これには技術が要りますが──。
 もう一つは門付(かどづけ)ですね。浄瑠璃などの芸を聞かせながら家々を回って食べ物や金銭をもらう、芸付きの乞食ですね。これには三味線の伴奏が要る。これにも芸事の技術は要りますがね。
与太郎 ああ、それで三味線がね。三味線には猫の皮を使うんですよね。それで、猫が沢山捕まえられていなくなる。猫がいなくなれば鼠の天下だ。鼠が増えて桶なんかをかじりまくる。それで桶屋が儲かるって言う寸法なんだ。一応理屈は通ってますよね。
関連記事