新潟の日本海

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三山春秋 7/17

 「あなたの思い出の海」を尋ねた本紙アンケート#上毛つぶやき(5日付)の回答は、「新潟の日本海」が太平洋の大洗や湘南を抑えて最多65%に上っていた。新潟で行われた臨海学校も、楽しい思い出の一つだろう 。

 海なし県の小学生にとって臨海学校は貴重な体験の機会と思っていたら、ここ数年、廃止が相次いでいる。市や広域圏で運営する海の家の老朽化や安全性への懸念、家族の海水浴が一般化したことが廃止の理由だ 。

 本年度は、高崎市が新潟・笠島の臨海学校に替えて榛名林間学校をスタートさせた。県内で続けているのは佐波伊勢崎、多野藤岡の両地域だけとみられる 。

 だが、少数派とはいえ継続の市町村も意欲満々だ。伊勢崎市は新潟・寺泊の臨海学校を近く本格改修し、長期利用を図る。藤岡市も廃止の予定はなく、独自の考えが表れていて興味深い 。

 同じ海なし県でも、隣の栃木県では茨城・鉾田の太平洋岸にある県立とちぎ海浜自然の家が利用され、ちょっとうらやましい。海水浴でなく海辺の生活を学ぶ宿泊施設で1992年の開設以来、200万人が訪れた 。

 地域によって海や山の体験学習はさまざまだ。優劣は簡単につけられないが、級友と遊んだ笠島の海が今では無性に懐かしい。今日の「海の日」を迎えるたび、ないものねだりの海への憧れが膨らんでくる。
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