「石綿(アスベストス)付き金網

70年代の小学校にはあったのに今の小学校ではなくなっているもの
小学校から消えたものは安全面から至極当然なもの、学校のIT化による進化の結果として消えていくものなど色々あると思いますが……。

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理科の授業で使っていた「石綿(アスベストス)付き金網、三脚とセット」

石綿の繊維1本は直径0.02-0.35 μm(髪の毛の5,000分の1)程度である。耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ、安価であるため、「奇跡の鉱物」として重宝され、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等、様々な用途に広く使用されてきた。しかし、空中に飛散した石綿繊維を長期間大量に吸入すると肺癌や中皮腫の誘因となることが指摘されるようになり「静かな時限爆弾」と呼ばれるようになった。

発ガン性などが問題となり、日本では2006年9月から、化学工業プラントで配管同士の接続に使用される「シール材」などの5製品を除き、原則禁止になった。しかし、厚生労働省は、2008年4月に、例外的に認められていた5製品についても2011年度を目途に全廃することとし、同年度以降は、新たな石綿製品は日本では製造されないことになった。

理科の実験で、ビーカーなどを火に掛ける際に使う石綿付き金網(石綿金網、アスベスト付金網とも。金網の中央にある円形の白っぽい部分が温石綿)が1988年3月頃まで販売されていた。

上記の問題から使用が中止され、2005年(平成17年)11月10日現在すべての小中高校での使用中止、および廃棄または廃棄を前提とした密封保管されていることが確認されている。

現在はセラミックやセラミックファイバーを利用したセラミック付金網が使用されている。ただし、一部のセラミックファイバーについても、発癌性が疑われている(国際がん研究機関 グループ2B)
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