バラ・マーケット

20170606051148fb6.jpeg

20170606051140286.jpeg

2017060605114262f.jpeg

20170606051142860.jpeg

201706060511445d2.jpeg

201706060511465c9.jpeg

20170606051147054.jpeg


中日春秋 6/6

「英国人にはユーモアと料理の才が欠けていると言うのは、間違っている」と、ある米国人作家は言った。「英国の料理というものは、ジョークそのものではないか。」

英国の食べ物は、まずい。そう思い込んでいる人たちも、ロンドン橋のたもとにある市場に足を運べば、考えを改めるだろう。千年以上の伝統を持ち、今や英国のスローフードの中心地となったバラ・マーケットである。

英国の大地の恵みをじっくりと凝縮させた野菜や肉などを生産者らが直売する。国際都市らしく世界中のうまい物もそろい、大豆のふんわりした甘味が広がる絶品の豆腐まで味わえる。「バラ・マーケットは、色彩と匂い、そして人間のつながりのお祭り騒ぎ」と運営団体が誇るように、そこには心地よい喧噪(けんそう)と食がもたらす笑顔があふれる。

だが、この幸福な空間で車とナイフを使ったテロが起き、七人もの命が奪われた。犠牲者の一人カナダ人のクリスティーヌさん(30)は婚約者の腕の中で息絶えたという。

カナダの新聞によると、遺族はこんな声明を発表した。「彼女は誰をも受け入れることができる心を持ち、どんな人も尊ばれなければならないと固く信じていました。そしてその信念から、路上生活者たちのために尽力していたのです。あなたも、活動の輪に加わってください」

寛容の心を壊そうとする者たちへの、声明である。

20170606051810bef.jpeg

20170606051811fa0.jpeg
関連記事