夢を小さく

水や空 5/15

コピーライターの糸井重里さんは、人に何度か「夢が小さくていいね」と言ったという。例えば大作家であっても、家族に褒められたいという小さな夢が何より励みになるものだ、と。

「ボールのようなことば。」という本に書いている。〈「ほんとうに実現したい」という思いがあって、「それに向かって少しでも進みたい」という意思があって、「とはいえ、なかなかぐいぐい進めないんだよな」という俯瞰(ふかん)した見方ができていると、いい感じで夢が小さくなります〉。

大それた絵ではなく、具体的な目標を描く。一足飛びにいくはずもないから、試行錯誤を繰り返す。夢を小さく絞るのも良し、ということだろうか。

いい感じで夢が小さくなるのかどうか。この春に就職した若者への人材育成会社の調査で「仕事や成長のためにできるだけたくさん働きたい」人は前年より5ポイントほど減って、「定時に帰りたい」は逆に5ポイント以上増えたという。

自分の将来像が「はっきりしない」人の比率も過去になく高い。「過労」がやり玉に挙げられるこの頃、「定時」志向にもうなずけるのだけど、小さな夢の一つ二つ、追うのも悪くはないだろう。

5月のこの時節、新社会人が「やる気が出ない」と訴えがちとも聞く。誰かに褒められたい。確かに、そんな小さな夢があっていい。





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