海軍カレー

20170502160618472.jpeg

20170503043334e7e.jpeg


天鐘(5月2日)

 ある食事会で陸海空の自衛隊幹部と同席した。共通の話題を探したが時事ネタは何とも生々しく、とっさに思い付いたそれぞれの「食事」についてネタを振ってみた。

陸自の野戦用炊事車は一度に数百人分の米飯と惣菜の調理が可能。戦闘用の缶詰は牛飯や五目飯など多様で味も意外にいけるが質より量。空自の対潜哨戒機の機上食はレトルトや弁当で家庭的な味が多いとか。

海自は艦内生活が続き食事が楽しみ。狭い閉鎖空間での勤務と生活を余儀なくされる潜水艦はストレスも多く、栄養バランスと飽きない献立が不可欠。幹部の話し合いでランキングは「海空陸」の順に落ち着いた。

海自が誇るカレー。明治期、軍医の高木兼寛が若い兵士に多発し結核とともに国民病と恐れられた脚気の原因が白米中心の食事にあると突き止めた。その食生活を改善する中で誕生したのが海軍カレーだった。

海自がHPでレシピを公表したことで海自カレーは全国的ブームに。海自八戸航空基地が免許皆伝した八戸市のはっち「たまに庵のーぼ」はイカやエビなど魚介類を贅沢に使ったシーフード風が人気を呼んでいる。

海自大湊総監部の艦艇や部隊直伝の逸品も6月の一般提供に向け最終伝授中だ。調理が簡単で洗い場も楽。海自の“花金”は決まってカレー。具を醤油で味付けすれば肉じゃがにもなる。日本の近代国家はカレーが牽引したのかもしれない。

2017050216061629b.jpeg

20170502160617015.jpeg

2017050216105493d.jpeg
関連記事