ラクダの鼻

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中日春秋 5/2

「ラクダの鼻」という言い方が英語にある。のんびりとした鼻を思い浮かべるが、その意味を知れば、ちょっと身構えたくなる。語源は中近東あたりの昔話だと聞く。こんな話である。

ある男が一頭のラクダを連れて、砂漠を旅していた。ある夜、疲れたラクダは男にこう頼み込んだ。「鼻だけテントの中に入れてもいいですか」。男は快く応じるが、その日を境にラクダはどんどん大胆になっていく。顔を、首を、脚を…。テントに入れてくる部分がどんどん大きくなる。結局、ラクダはテントの中で眠るようになり、男が出て行けといっても聞かない。

小さく、無害に見えてもそれをいったん認めれば、既成事実となり、やがて取り返しのつかぬ事態につながる。「ラクダの鼻」とはそういうたとえである。

「ラクダの鼻」になる危険は本当にないのか。海上自衛隊の護衛艦「いずも」が米海軍の補給艦防護のために、横須賀基地から出港した。安全保障関連法に基づく新任務が初めて実行に移された。

日程は約二日間。米補給艦を護衛するのは四国沖まで。本当に必要なのかの疑問も残るほどに「ラクダの鼻」程度の任務かもしれぬ。

心配なのはこうした任務の積み重ねがやがては米軍との一体化を思いもしないレベルまで強め、同時にそれに対する国民の警戒心を弱めないかである。不気味な鼻が太平洋を静かに泳いでいる。

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中近東の寓話に、「ラクダが『寒いからテントの下に鼻だけ入れさせてください』と言ったので許したところ、肩から足から次々と入れてしまい、結局ラクダにテントを占領されてしまった」というものがあり、それが「悪い前例を作ってしまうとそれが既成事実となって取り返しがつかなくなる」という教訓を示していて、the camel's nose under the tent(テントの下のラクダの鼻)は「悪い前例」を意味しています。

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ラクダから学ぶ家庭教育

みなさんこんにちは毎日あまりにも寒いので、テレビや雑誌などで 
これで体もぽっかぽか!冷えともおさらば! というような内容の特集が組まれていたらすぐに飛びついてしまう、まいどん先生こと山下が今回ブログ記事を書かせて頂きます

なんでも蒸したショウガを乾燥させたものを食べればいいという事で、早速毎日ショウガを食べています。
なんとなく、体がぽかぽかしますし、ダイエット効果もあるとの事で毎日欠かさず食べています。

先日に私から、どんきー先生に・・・

「蒸したショウガが身体にいいらしいですよ!ダイエット効果もあるらしいです!持ってきましょうか?」

と言いましたが・・・

「めんどくさい!」と却下されてしまいました…いらぬ提案だったようです


そんなどんきー先生を含む、私たちペアレンツキャンプは子どもの自立を目的とし、それを専門にアドバイスを差し上げておりますが、実は
“自立”だけではなく“自律”のアドバイスも差し上げています。
子どもが自分を律するというのは家庭教育においても大切な事だと私たちは考えています。


今日はそんな、
家庭でのあらゆる場面で子が自分を律する能力を高めるために親がどのように対応をしていけば良いのか
について書かせて頂こうかと思います

まず、“自立”と“自律”を辞書でひきますとこうなります


自立…
 他への従属から離れて、独り立ちすること。独立。他からの支配や助力を受けずに存在すること。
 <対義語>;依存(他に頼って存在すること。)

自律…
 他からの支配や制約を受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。
 <対義語>;他律(自らの意識によらず、他からの命令や強制によって行動すること)

この自律が出来るためにはまず、親御さんが対応されるにあたってどの部分で線引きされているのかによって、場合によっては子どもが上位になってしまい、子どもの自律によくない影響が出てくることがあります。



こんな話があります。


ある日砂漠の商人が一頭のラクダと砂漠を歩きまわっていました。
その日の夜、いつも通り商人はテントを張り疲れを癒します。
そこに外で寝ていたラクダが、「どうしても寒いので鼻だけでもテントに入れて欲しい」と商人にねだります。
商人は、はじめは「お前は外で寝てろ!」と言いますが、粘るラクダに対して折れてしまいます。
「鼻だけならまぁいいか…」とそれを承諾し、旅を共にするラクダがテントに入ることを許可しました。
翌日、いつも通り商人がテントで寝ていると、ラクダがこう話しかけます。
「鼻だけでは寒かった。頭も入れて欲しい」
商人は「頭だけなら…」とそれを承諾します。
ラクダの要求は日に日に大きくなっていきます。
頭の次は右足、右足の次は左足…という風に。
とうとう、商人はラクダにテントを取られてしまいました。

ここで何をお伝えしたかったのかというと、“まぁいいか”は油断出来ないという事です。
このお話しではラクダの欲求に押され・流されて最終的に商人ではなくラクダが上位になってしまっています。

はじめは“こうするんだ”という意思の元に行動していても、徐々に“たまになら…”“ついつい”と、もともと決めていた所からズレてしまい、最終的には結果が予定と大きく違っていたり、はじめる前よりも状況が悪化してしまうという事は日常生活の中でよく見られる話だと思います


家庭教育で例えるなら…

【まぁいいかと流れてしまうケース】

子「お母さん、私これが欲しい」
母「そんなの買わないよ」
子「えー!なんで?欲しい欲しい欲しい!」(粘る)
子「買ってよ!買って買って!欲しい欲しい買ってー」
母「しょうがないなー、今回だけだからね(まぁいいか)」(折れてしまう)
子「やったー!」(このねだり方が成功した経験から、次回も同じようにしつこく粘ってねだるようになる)
 →次から子がエスカレートしてきて対応が大変になってしまう(悪化)


【まぁいいかと思わずに留まるケース】

子「お母さん、私これが欲しい」
母「それが欲しいと思っているのね、でもそれは買わないよ」
子「えー!なんで?欲しい欲しい欲しい!」(粘る)
母「欲しい気持ちはわかるけど、お母さんは今それを買うことはできないなぁ。」
子「なんで?買ってよ!欲しい欲しい欲しい!」
母「うーん、お母さんそんな風に大きな声で言われると恥ずかしいし、困るわ。お母さんだけでは判断できないのよ…」
子「じゃあ、お父さんに聞いてくれる?」
母「うん、お父さんがどう判断するかはわからないけど、相談してみるわね」
 →どちらかが上位になったりせず、冷静になれた

どうでしょうか?

時に子どもは自分の欲求が通らなかった時にとんでもない粘りをみせてくる場合がありますが、その粘りに対して親は時と場合を判断してどこまではOKでどこまではNGなのか?というところをきちんと線引きすることが大切です。
我慢する経験、自分の意見が通らない経験などを積み重ねることも家庭教育では大切です。他者よりも親の方がそのバランスはとりやすいですしね。

ですので、子どもの自律を目標に親がどのような対応を積み立てていくのか をひとつキーワードとし、家庭教育を見直す際や家庭ノートをつける時に参考にして頂ければと思います
今日はそんなラクダのお話。




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