東京五輪と大阪万博

天地人 4/25

 小2のジミー大西少年は<宇宙人がつくったに違いない>と思いこんでいた。岡本太郎さんの大阪万博『太陽の塔』である。中1の、みうらじゅんさんは京都からよく通った。<自分たちの時代の一大イベントだった>という。2人とも『「新」太郎神話』(二玄社)で、47年前の思い出を語っている。

 2025年万博の大阪誘致が動きだした。松井一郎大阪府知事らがパリの事務局に立候補表明文書を提出した。仏もパリ郊外での開催をめざす。誘致活動は、仏が先行していると聞く。来年11月の総会で、加盟国の投票によって決まるという。

 誘致に成功すれば、日本での開催は05年の愛知万博以来、6回目となる。会場は大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)になるという。経済再浮上を期待する大阪と、20年東京五輪に続く景気浮揚策をねらう政府との思惑が一致したらしい。

 半世紀前も、1964年の東京五輪から70年の大阪万博へと、高揚感は続いた。敗戦からの復興を、世界にアピールする絶好の場となった。昭和期を代表する二大イベントだったのである。

 東京五輪の「東京五輪音頭」、大阪万博の「世界の国からこんにちは」という二大イベントのテーマソングを、両方とも歌ったのが三波春夫さんである。明るい歌声と和服姿で親しまれた。決めぜりふは「お客さまは神様です」。乗客を引きずりおろした航空会社に聞かせたい。

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【本の内容】 横尾忠則、みうらじゅん、ジミー大西、日比野克彦、テリー伊藤、森村泰昌、永六輔、黒柳徹子など、各界の著名人15名が熱く語った「私と岡本太郎」。インタビューだから、それぞれの人の抱いている印象やエピソードが、次々と脈絡なく出てくる。実にいろんな見方がある。それがまた実感があって、楽しい。岡本太郎という人間の、ナマの魅力がそれらの語り口の間から立ちのぼってくる。 




「東京五輪音頭」
歌:三波春夫 作詩:宮田 隆 作曲:古賀政男

ハアー
あの日ローマで ながめた月が (ソレ トトントネ)
今日は都の空 照らす (ア チョイトネ)
四年たったら また会いましょと かたい約束 夢じゃない
ヨイショ コーリャ 夢じゃない
オリンピックの 顔と顔
ソレトトント トトント 顔と顔

ハアー 待ちに待ってた 世界の祭り (ソレ トトントネ)
西の国から 東から (ア チョイトネ)
北の空から 南の海も こえて日本へ どんときた
ヨイショ コーリャ どんときた
オリンピックの 晴れ姿
ソレトトント トトント 晴れ姿

ハアー 色もうれしや かぞえりゃ五つ (ソレ トトントネ)
仰ぐ旗みりゃ はずむ胸 (ア チョイトネ)
すがた形は ちがっていても いずれおとらぬ 若い花
ヨイショ コーリャ 若い花
オリンピックの 庭に咲く
ソレトトント トトント 庭に咲く

ハアー きみがはやせば わたしはおどる (ソレ トトントネ)
菊の香りの 秋の空 (ア チョイトネ)
羽をそろえて 拍手の音に とんでくるくる 赤とんぼ
ヨイショ コーリャ 赤とんぼ
オリンピックの きょうのうた
ソレトトント トトント きょうのうた




「世界の国からこんにちは」

歌:三波春夫
作詞:島田陽子
作曲:中村八大

こんにちは こんにちは 西のくにから
こんにちは こんにちは 東のくにから
こんにちは こんにちは 世界のひとが
こんにちは こんにちは さくらの国で
一九七〇年の こんにちは
こんにちは こんにちは 握手をしよう

こんにちは こんにちは 月へ宇宙へ
こんにちは こんにちは 地球をとび出す
こんにちは こんにちは 世界の夢が
こんにちは こんにちは みどりの丘で
一九七〇年の こんにちは
こんにちは こんにちは 握手をしよう

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こんにちは こんにちは 日本の国で
一九七〇年の こんにちは
こんにちは こんにちは 握手をしよう
こんにちは こんにちは 握手をしよう

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