「松組」「竹組」

北斗星 4/20

小学生時代、転校した先の学級名が「松組」「竹組」だったので戸惑った。前の学校が1組2組だったのと比べると、なんか昔っぽいなあ、と。いま振り返ると木造校舎とマッチしていて好ましく思う。

松、竹、梅…の学級名はいまも各地で健在だ。新入生は慣れたかな。梅の次が桜であったり菊であったりと学校によって違うところが面白い。花の咲く順に梅、桃、桜の学校もある。かつては桐や藤、桂まであるマンモス校もあった。

個性的なのが潟上市天王の東湖(とうこ)小学校。1951年の創立時から学級名が「ひばり」と「かもめ」なのだから。ひばりは空の青に向かって縦に飛び、かもめは海の青を横に飛ぶイメージで、けんかをしない個性ある学級であってほしいとの願いが込められていた。

発案者で初代校長の畠山秀治先生が作詞した「くらしの歌」は、1番で「ひばりのように元気よく きょうも楽しく勉強し」、2番で「かもめのようにはばたいて 正しい運動よい姿勢」と二つの学級名を織り込んでいる。校歌とともに行事のたびに歌っていた。

明るさあふれる学級名も、児童の減少で1992年度には全学年が1学級のみとなったため、使われなくなった。「くらしの歌」も歌われなくなった。

県内の小学生数はこの25年間で約9万人から4万5千人に半減した。同じ期間に県人口は17%減だから、小学生は県人口をはるかに上回るペースで減り続けている。桜組や菊組もいずれは消えてゆくのだろうか。

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