きみに

東京書籍 4年

「きみに」  和合 亮一 

きみにはじめて 手紙を書いた

そしてすぐに読んでみたんだ


青い空を吹いていた風や
しずかな波の音や
かすかな鳥の声が
文字と文字のあいだに聞こえた気がした


だから

きみの新しい住所と名前をきちんと書こうと思った


この町の雲や 星や 道や 朝を
紙のうえにのせるようにして

四つに折って

大切に 封筒にいれて

どきどきしているこの心もおくります










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