北斗星 4/7

全国紙の家庭面で半世紀にわたって続く「こどもの詩」コーナーから200編余りをえりすぐった本「ことばのしっぽ」(読売新聞生活部監修、中央公論新社)に、「四という字」と題した1編がある。

「四はみんなきらう/四は死につながるからと/でもぼくはちがう/しんぼう、しれん、幸せと/思っている/ぼくは四年四組四番です」。秋田の小学4年男子が書いた詩だ。1996年5月10日付の紙面に載った。

クラス分けで4年4組になったんだね。おまけに出席番号が4番とは。なんか嫌だなあと思ってしまいそうだが、この子は「し」で始まる言葉を三つ見つけて気を取り直している。前向きの姿勢がいいなあ。

先生たちは年度末になると児童一人一人の名前を書いたカードを持ち寄り、翌年度の学級編成を決める。勉強や運動能力、住んでいる地区、友だち関係までを考え、学級ごとに大きな差が出ないように割り振っていく。とても気を使うという。

ところが「この学級はちょっとバランスが悪いかな、と思っても新学期が始まってみると意外に不足部分を補い合うようになるものです」とOB教諭が教えてくれた。例えば、足の速い子がいなかったとしても、それを発奮材料にしてリレーで頑張るのだ。

1学年1学級という学校もあるけれど、新しいクラスメートは先生たちが考え抜いて選んでくれた仲間です。仲間がいれば辛抱できるし、試練にも耐えられます。幸せな学校生活となるよう祈ります。


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