夢中は疲れない?

水や空 3/31

「サラダ記念日」の歌人、俵万智さんのツイッターから。宿題を少しやっては「疲れた~」と投げ出す低学年の息子さんに、遊んでるときは全然疲れないのにね、とイヤミを言ったら言い返されたそうだ。「集中は疲れるけど、夢中は疲れないんだよ!」

この母にしてこの子。思わずうなりたくなる言語感覚の鋭さに舌を巻きながら、そういえばこの1年、何かに夢中になったことがあったかな、と考える。きょうは年度の終わりの日。

きょう限りで通い慣れた職場に別れを告げる人がいる。長い間、お疲れさまでした。趣味、特技、ボランティア...夢中になれる何かをゆっくりと見つけて、どうか充実した日々を。

昨春の新入社員は「大人になると疲れる夢中もあるんだよ」と俵ジュニアに教えてあげたい気分かもしれない。無我夢中のうちに過ぎた新しいことだらけの1年。いよいよ初心者マークが外れて「後輩」ができる。準備はいいかな。

ジュニアの"名言"をもう一つ。〈先生ってさあ、よく「前を見なさい!」って言うよね。でもさあ、オレにとっては見ているほうが前なんだよね〉。

それぞれに前を向いて、あすからは新しい年度。ゴールはいつも次のスタートとセットになっている。平年より6日遅れの"お待たせ桜"に彩られて、いざ進め進め。


…………………………

はじめに

以前、電車で女子中学生に「教科書で見ました!まだ生きてたんですね!」と握手を求められたことがあるけど、ツイッターを始めて、似たようなことを、ちょいちょい言われる。うん、まだ生きてるよ~。


歴史上の人物じゃないですよ。笑
息子さんは2011年時点で8歳


息子が八歳になった。多くの人に温かくお祝いしてもらった。震災以来いろいろあった(ありすぎた)けれど、彼が今いきいきしていることが何よりだと思う。 「バンザイの姿勢で眠りいる吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ」

「先生ってさあ」と息子。「よく、前を見なさい!って言うよね」。まあ、あんたがよそ見ばっかりしてるからじゃない?「でもさあ、オレにとっては、見ているほうが前なんだよね」…ん?


息子「オレが子どもだったころ…」と何かを言いかけて「まあ、今でもじゅうぶん子どもなんだが…」と恥ずかしそうにフェイドアウト。子どもだったころ、なんだったのかな?

息子が、世話になっている遠縁のおじさんに「コインのような人ですね。おもてとウラが全然ちがう」と爆弾発言し、場が凍りつく。が、よくよく聞いてみると「優しいときは優しく、厳しいときは厳しい」と言いたかったらしい。日本語って、むずかしい。そしてドキドキする。


息子が小遣い制にしてほしいと言う。「じゃあ小学三年生だから、300円ね」息子、涙目で訴える。「おかあさん!そんな決め方、そんな決め方…古い!」古い?


息子が、あまりに偉そうな口をきくので「ナニ様のつもり?」とたしなめたら「…お子様」との返し。あのねえ。


息子の作文。「虫にくわしくて、せいかくのいい人になりたいです。虫にくわしいと、虫とふれあえるからです。せいかくがいいと、みんなに虫のことを教えてもらえるからです」結局、虫なのね~。


今ごろ息子が「お年玉ちょうだい」と言うので「はい、ご縁がありますように」と五円渡したら「…おじいさん?」と言われた。


息子と話していると「ネタか!?」と思うことが、しばしば。今日も夕飯のとき、キュウリの漬物を手で食べたので注意したら、「は・し・や・す・め」と言われました。


ちなみに、息子の新作は「4×8(しわ)たくさん」…やかまし!.


今朝の息子との会話。「おかあさん、寒いね」「うん、寒いね」「……こたえる人がいても、やっぱり寒いね」「う、うん!?」


ときどき出る息子の不思議な質問。今朝は「太平洋に地主っているの?」だった。「ん?地主は地面持ってる人のことだよ」「じゃあ、かいぬしは、いるの?」


昨日の母の日、息子から「感謝状」をもらった。「学校にいくお金をだしてくれてありがとう」と書いてある。まだ義務教育なんだけど、たぶん「偉人伝 野口英世」の影響。


今朝の息子との会話。「お母さんは、目立ちたがりや?」「ん~初めて本を出したときに一生ぶん目立ったから、もういいや」「でも、たまに新聞とかに載って、いい気になることはあるでしょ?」なんだろう、この微妙に鋭いものの言い方!


トイレできばっていた息子。戻ってきて、またすぐにトイレへ。どうしたのかと聞くと、「追伸のうんこ」だそうです。食事中だったら、スミマセン。


与那国では洗濯物たたみも息子の仕事だったらしい。「じゃあ、これからはウチでもやってね」「一回十円!」「ダメ、お手伝いは気持ちでしょ」「お願い!」「ダメ」「…じゃあ、初回無料で!」どこで覚えた?そんな言葉。


算数の宿題をしている息子に「答えは一つでも、やりかたはいくつもあるよ。山のてっぺんは一つでも、いくつもの道があるようにね」と教えてやりました。そうしたら「うまいこと言ったね!」とほめられました。


映画「もののけ島のナキ」を鑑賞。息子に感想を聞くと「目からヘンなものが出た」と一言。そのぶっきらぼうな言い方に、目からヘンなものが出た。


お彼岸で、近所のかたから、手作りのおはぎをいただいた。息子の感想。「地味に、うまい」。


内緒にしていたはずのことを、息子が知っていた。「何でわかったの?」「…野性のカン!」。そう言われると、追及できないよなあ。


問題「72枚のクッキーがあります。8人でわけると、どうなるでしょう」息子「おなかがいっぱいになる」…なるほど!?


ウィーのピンポンやりすぎて二の腕が筋肉痛。試合の終盤、息子が必ず言う。「おっ!たわらマッチポイント」…オヤジか、君は。


歩くような歩かないような微妙な動きをしてみせる息子。真剣な表情で「アルキメデスって、こんな感じかな?」…歩きめデス? ネタじゃありません(T_T)


タゴールか板垣退助かっていうぐらい立派な髭のかたに遭遇。息子は「…すごいね!どんなしゅぎょうしたんだろうね!」と囁き、興味津々で見つめていた。


「クワガタとりに行こう」と誘われて、連れて行かれたのはパイナップル畑。収穫されずに熟れきったパインの中に、クワガタがいるんです。「いいなあ…パイナップルのアパートだ」と息子(←パイン好き)は、うっとり。


息子、帰宅する中学生についていって、先方のお母さんと交渉したらしい。「今晩、泊めてもらうことになったから!」…生きる力?


息子、ひたすら消しゴムのカスを集めて丸めて、目をキラッキラさせて言う。「また消せるよ!エコだよ!」こういうことに熱中していたころが自分にもあったような、なかったような。


息子に懇願されてウィーを買ってしまった。「お母さんはつなぎませんよ(つなげませんよ)」と突き放したら、またたくまにテレビに接続して、もう踊りまくっている。


朝、息子が鏡に向かって、真剣にグーとかチョキとか出している。まさかとは思ったが……「かがみとジャンケンしてるんだから。じゃましないで!」。あやうく遅刻するところでした。


トイレに向かう息子「読むものがないと落ち着かない。ペットボトルのラベルでもいいから読みたい」。私の母は、読むものがないと電話帳を読んでいました。似てるなあ。


きゅうり好きの息子が、きゅうりをつまみに、きゅうりを食べている。


ラムネ菓子を食べながらマンガを読んでいる息子。「それ食べ終わったら宿題ね」「はーい!」。味がしないんじゃないかというくらい、ちびちび食べている。25分経過。


息子が同級生と取っ組み合いのケンカ。「なんでそうなったかは忘れちゃったけど、今までで一番激しかった!」と勲章のように言う。そこまでやっておいて、「なんで」を忘れられるのが不思議。それが子ども?それが男?


iPadのWiFi環境を、ちゃっちゃと整えてくれた息子(小三)。「目に見える線でつながっているのが有線、WiFiみたいのは無線だよ」と教えてやったら、寝る前に「有線で、お願いします」と手をつないできた。


息子、インフルエンザで出席停止中。「今日だけは学校に行きたかったなあ」チョコレート、もらう気まんまんだったようです。


息子、インフルエンザで出席停止中。「今日だけは学校に行きたかったなあ」チョコレート、もらう気まんまんだったようです。……とツイートした昨日。放課後になって、チョコを持ってきてくれた女子が三人も!お見舞いをかねてでしょうが、嬉しいバレンタインでした。


なんと、昨日インフルエンザで休んでいた女子から、追加のチョコレートが届いた。受け取った息子のひとこと。「…すごい気迫だな」。モテキ!?


ホワイトデー。もらっていない子にも、おかえしを用意する息子。カードに何て書いているのかと思ったら「らいねんは、チョコください」…前向きだ。


仲良しの女の子が転校することになった。彼女は、ウチの息子だけは連れていきたいと言ったらしい。「でも、オレは、オモチャじゃないから…」。


息子のプリけつがあまりに可愛くて、なでなでして癒されていたら「せくはら?」と言われてしまった。夏休みで北海道に来ています。


息子が「友達に会いたい。外でご飯を食べたい」と盛んに言うので、久しぶりに外食。「ご予約二名様ご案内!」と威勢よく言われると「すごいね!ごひゃくにめい様だって」とマジで驚いていた。今時そんな繁盛店もないだろうと、力なく笑う。早く友達にも会わせてやりたいのだけれど。


息子、ことわざの勉強中。「絵にかいた餅」の意味を聞くと「…おいしそう?」、「じゃあ、棚からボタモチは?」「…痛い!」。小学二年生の想像力、まあこんなものかな。


息子、白い絵の具をパレットに絞りだし、ちょちょっと黒い絵の具で色づけ。いわく「ハトの落し物♡」……頼むから描いて!「夏の思い出の絵」を描いて!


朝、息子が学校に行きたくないと言う。理由は「今日の防犯訓練に来る『ふしんしゃ』が、ものすごく怖いんだって。毎年、六年生も泣いちゃうんだって」。な、なまはげ?


夏休みでダラダラしている息子。「早く、やることやりなさい!」と声をかけたら、ハッとして「なめこ栽培」をはじめた。私のアイパッドで育てているらしい。やることって、それか~。


学校から石を蹴りながら帰宅する息子。愛着のある石には名前をつけている。今日蹴ってきたのは「一直線」と「ど根性」だそうです。


拾う。拾えば振り回す。男って、そういう生き物なんだなあ。石もね、よく拾います。今日も息子は「うん、いい石だ!」とポケットをふくらませて帰ってきました。


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