鬼と姫

鬼と姫

 動植物の名称に鬼や姫が冠せられたものがある。何が鬼とヒメを区別するのだろうか。
 ユリにオニユリとヒメユリがある。オニユリは花弁に斑(はんてん)点があり、めくれている。ヒメユリはオレンジ色の花弁で小さい。たけだけしいさまをオニ、つつましいさまをヒメとしたのか。
 オニアザミとヒメアザミがある。オニアザミは花が大きく葉のギザギザが鋭い。ヒメアザミはそれほどでもない。この剛と柔の差が命名の違いとなっているのだろう。
 ホタルにはオニのつくものはないが、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルがある。ゲンジボタルは体長が2cm近くあるのに対して、ヘイケボタルは1cm程度。ヒメボタルは1cmにも達しない。この小ささがヒメボタルの命名になったものと考えられる。
 オニカワという語がある。若者ことばで、鬼のように(とても)可愛いさま。このミスマッチ感が若者ことばらしい。

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