アピールとPR

アピールとPR

 アピールは人々に訴えかけること、また、その結果、人の心に感銘を与えることである。強調する意味もあるのだろうか、アッピールの形でも使われる。

 PRは、耳で聞くとピーアールで、アピールに似た響きだが、「public relations」の略で、企業などの宣伝、広報活動である。

 アピールは個人の行動にも使われるが、PRは組織の活動である。アピールは一人の個人を相手に行うことも可能だが、PRは基本的に多数を相手に行う。

 どちらも日常的によく使う語だが、文学作品に使われることは少ないようだ。新潮文庫の100冊のうち、50数冊の日本語作品にはアピールとアッピールが各1例、PRは4作品に出てくるだけだった。宮本輝の『錦繍』には29例あるが、すべて「PR雑誌」だ。
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