ふきのとう


漢字プリント

【新出漢字】
どく 音読
かく 字を書く
しょ 図書館
ゆき 雪がふる
いう いけんを言う
みなみ 南をむく
え 絵を見る


音読
●声[こえ]の大きさや速[はや]さなどを工夫して音読できる。
◎興味をもって、大事なことを落とさないように聞くことができる。
「~と、~。」の文型を使って文を作る。

▼やくに わかれて 音読します。じんぶつの ようすや、して いることに 気を つけて、読みかたを かんがえましょう。
・どんな じんぶつが 出て きますか。 ・どんな ことを して いますか。 ・どんな ことを はなして いますか。

▼あなたは、つぎの ことばを、どのように 読みますか。こえに 出して、読んで みましょう。
「よいしょ、よいしょ。おもたいな。」
音読を する ときは、つぎの ことに 気を つけます。(音読カード①)・(音読カード②)・音読のワザ
・しせい ・口の あけかた ・こえの 大きさ ・読む はやさ

「ふきのとう」の音読授業をデザインする

評価規準

▼書いて みよう
「-と、」を つかった 文を 書きましょう。
はるかぜが ふくと、竹やぶがゆれる。


「ふきのとう」

工藤直子


よが あけました。
あさの ひかりを あびて、
竹やぶの 竹の はっぱが、
「さむかったね。」
「うん、さむかったね。」
と ささやいて います。
雪が まだ すこし のこって、
あたりは しんと して います。

どこかで、小さな こえが しました。
「よいしょ、よいしょ。おもたいな。」
竹やぶの そばの ふきのとうです。
雪の 下に あたまを 出して、雪を どけようと、
ふんばって いる ところです。
「よいしょ、よいしょ。そとが 見たいな。」

「ごめんね。」
と、雪が 言いました。
「わたしも、早く とけて
 水に なり、とおくへ いって
 あそびたいけど。」
と、上を 見上げます。
「竹やぶの かげに なって、
 お日さまが あたらない。」
と ざんねんそうです。

「すまない。」
と、竹やぶが 言いました。
「わたしたちも、ゆれて おどりたい。
 ゆれて おどれば、雪に 日が あたる。」
と、上を 見上げます。
「でも、はるかぜが まだ こない。
 はるかぜが こないと、おどれない。」
と ざんねんそうです。

空の 上で、お日さまが わらいました。
「おや、はるかぜが ねぼうして いるな。
 竹やぶも 雪も ふきのとうも、みんな
 こまって いるな。」
そこで、南を むいて 言いました。
「おうい、はるかぜ。おきなさい。」

お日さまに おこされて、
はるかぜは、大きな あくび。
それから、せのびして 言いました。
「や、お日さま。や、みんな。おまちどお。」
はるかぜは、むね いっぱいに いきを すい、
ふうっと いきを はきました。
     
はるかぜに ふかれて、
竹やぶが、ゆれる ゆれる、おどる。
雪が、とける とける、水に なる。
ふきのとうが、ふんばる、せが のびる。
ふかれて、
ゆれて、
とけて、
ふんばって、
  もっこり。
ふきのとうが、かおを
出しました。
「こんにちは。」

もう、
すっかり はるです。


*光村図書「こくご 二上 たんぽぽ」より


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