2017年10月08日の記事 (1/1)

稲架

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天地人 10/8

 「稲架」と書いて「はさ」や「はざ」と読む。刈り取った稲を天日に干すための木組みのことだ。今はコンバインが普及し、刈り取りと同時に脱穀、機械乾燥させるのが主流だが、田んぼによっては、稲の束をカーテンのように掛けて干したり、串刺しのように積み上げたりする昔ながらの光景を目にする。

 先日行われた県俳句大会のお題の一つが「稲架」だった。入選句に実りの秋が浮かぶ。<稲架掛けて都会の嫁の薄化粧>(後藤岑生)。都会から嫁さんを迎えて収穫の喜びもひとしおというところだろうか。

 <稲を干す子ら雀めく学校田>(蛸嶋八重子)。体を使い皆で協力して行う作業は、今の子どもたちにとって得がたい体験だろう。

 稲架の連なる風景はどこか人の心をほっとさせる。平和で落ち着いた社会の象徴にも思える。だが先行きはどうか。コメの値崩れを防いできた国による減反政策は来年産から廃止される。産地は農家の所得確保へブランド米競争に懸命だ。新顔も続々登場する中、デビュー3年目の県産米「青天の霹靂(へきれき)」は、新米の全国販売がきのうからスタートした。

 日本の農業は、経済のグローバル化にどう向き合い、安全・安心な国産食材を安定した価格で消費者に届けるための生産基盤をどう維持するのか。降ってわいたような衆院解散による総選挙が迫る。実りのある政策論争を聞きたい。

一刻も早い復旧を

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くろしお 10/8

 JR九州のドル箱のひとつとなった豪華寝台列車「ななつ星」には運行開始以来のルールがある。「応募多数の場合は、厳正かつ公正な公開抽選を経てお客様を決定する」だ。

 「世界の王さん」とて例外ではなかった。「懇意にしている人がどうしてもななつ星に乗りたいから御社にかけあってくれ、と無理なことを言ってきましてね。なんとかなりませんか」。予約希望が殺到する中、JR九州にかかってきた王貞治さんからの電話だ。

 繰り返しになるが、何といっても「世界の王さん」からのお願いである。当時、同社社長だった唐池恒二さん(現会長)も、ずいぶん悩んだらしいがひと晩考えた末にお断りの電話を入れたという(唐池恒二著「本気になって何が悪い」)。

 台風による土砂流入で日豊線臼杵-佐伯間が不通になり、県内の貨物輸送に遅れや取扱量減少といった影響が出ている。利用客や観光への影響も大きく不安が募る。JR九州の復旧目標は来年3月。冬を前にした今、桜の咲くころと聞くとため息が出そうになる。

 「ななつ星」チケットについては、その後も東京の政治家や財界の有力者から「(抽選抜きで)融通してほしい」との要望が相次ぎかなり粘られたこともあったとか。そんな場合は「あの王さんにも断りました」の決めぜりふが効いた。

 世界の王さんといえども「ななつ星」とドラフト会議の抽選は避けて通れないというのが本稿のオチ。JR九州の心意気や良しだが、利用者の不安な気持ちだけはしっかりと忖度(そんたく)してもらいたいものだ。3月とはいわず一刻も早い復旧を。

…………………………

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『新鉄客商売 本気になって何が悪い』(唐池恒二/PHP研究所)

 日本国有鉄道が分割民営化される前の1985年11月29日に、「国電同時多発ゲリラ事件」が起きた。33ヶ所もの線路の通信・信号用ケーブルを切断し、浅草橋駅を焼き討ちした犯行グループは新左翼系の中核派であったが、現役の国鉄職員や区議会議員まで加わっていた。分割民営化に反対して引き起こされたはずのこの事件は、しかし逆に国民世論を分割民営化支持へと傾かせた。

 そんな混乱を経て鉄道事業を引き継いだJRグループのうちJR九州の四代目社長(現代表取締役会長)が著したのが、この『新鉄客商売 本気になって何が悪い』
(唐池恒二/PHP研究所)である。本州以外の北海道・四国・九州は多額の赤字を抱えていたため当初から経営が不安視されており、誰が云ったか「三島(さんとう)会社」と呼ばれていたという。この言葉に、著者を含む幹部や幹部候補の面々は中央官庁の地方を見下した傲慢さを感じ、心から憤慨していたそうだ。

 ただし、国鉄時代の九州を統括していた鉄道管理局は北九州市にあり、乗客数は圧倒的に福岡市を中心とするエリアが多かったにもかかわらず、「国鉄で働く自分たちが便利なように列車を設定」したために、北九州に偏重した列車体系になっていたというのには呆れてしまう。

 そしてJR九州の初代社長の石井幸孝氏から社員の意識改革のためにと、流通業の丸井での研修を命じられた著者は「廊下で会う人には必ず互いに挨拶を交わしている」ことにカルチャーショックを受ける。著者によれば、国鉄という組織では「絶対にありえない」ことで、顔も見ずに無言で通り過ぎるのが当たり前だったとか。言われてみれば、JR東日本が発足したばかりの頃、改札口で駅員が「おはようございます」「ご利用ありがとうございます」と笑顔で挨拶するのを奇異に感じた記憶がある。今では自動改札の普及により駅員に挨拶される機会は無くなってしまったけれど、あれは画期的なことだったのだ。

 企業が本業以外の分野に進出してみても、「餅は餅屋」の言葉があるように失敗する事例は数多い。ところが著者は船舶事業や外食事業を手がけ農業にまで参入して成功に導き、今やJR九州の鉄道事業以外の売上は全体の60%を占めている。それもこれも「“本気で”鉄道以外の事業に取り組まないと会社がつぶれてしまう」という危機感を全社員が持っていたからできたと著者は云う。なにより“本気度”を示すのは人事が分かりやすいそうで、それこそ著者自身も、JR九州が発足してからの30年間のうち直接鉄道の仕事に携わったのはわずか4年。本社に残しておきたい人材がいても、「未知の分野にエースを惜しみなく投入する」のがJR九州の人事哲学だと言い切る。

 本書には、あの豪華寝台列車「ななつ星in九州」のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏との対談があり、そこにもまた著者が様々な人と出逢い吸収していった経営哲学が語られている。例えば会議などは「持ち帰ったものは、どうせ決まらない」からとその場で次々と決めていき、社内文書は明朝体では「文字から気魄が感じられないからダメ」だとゴシック体に変更するように指示をしたという。

 どのページをめくっても“本気”が伝わってくる熱い内容で、九州内の主な駅の改修に取りかかったさいには、水戸岡氏から「昔の人がすでにちゃんとデザインしてくれている」との助言を受け、予算の都合で本格改修が施されなかった駅も整理・整頓・清掃という当たり前のことを徹底することで見違える姿に生まれ変わったそうだ。

 しかし著者は、執筆にあたりユーモアも忘れていない。外食事業のJR九州フードサービスの社長に就任したくだりでは、「社長の椅子に座った。座ったがすぐに立ち上がった」なんて入れてくる。客商売は、お客を笑顔にすることが重要なのだ。

コオロギ御殿

春秋 10/8

カンボジアの辺ぴな農村部を移動していたら、目を見張るほどの豪邸が何軒も立ち並んでいて驚いたことがある。土地の人は「コオロギ御殿」と呼ぶ。

コオロギで財をなした。鳴き声をめでるのではない。繁殖させ、食用に出荷している。これがおいしい。素揚げすると、小エビの唐揚げのような香ばしさだ。目を合わさずに口に運んでしまえば、やめられない止まらないの美味となる。

食べられる昆虫としては日本でも蝗(いなご)が知られている。貴重なタンパク源であると同時に、稲を食い荒らす害虫でもあった。人間から一石二鳥で追われる身。積年の恐怖感を遺伝子に埋め込むためだろう。警戒心が強い。

軽妙な逃げ隠れを小林一茶は〈鎌の刃をくぐり功者の蝗かな〉と詠んだ。中には人にぶつかる慌てん坊もいて〈したたかに人を蹴て跳ぶ蝗かな〉と。小さな命へもまなざしは優しい。

今日は二十四節気の一つ「寒露」。野花の朝露にも冷たさが感じられる頃とされる。晩夏から初秋へと進む季節。空気も澄んで、昆虫楽団の夜ごとの演奏会もたけなわとなる。安心して音楽に専念できる日本のコオロギは幸せだろう。

一茶には〈蝗等が飛ぶぞ世が良い世が良いと〉の句もある。たわわに波打つ稲の海。乱れ飛ぶ姿に豊作の喜びを重ねた。さて、「世が良い」への願いをかなえてくれるのはどの政党、候補者か。「余(よ)が良い」と名前連呼だけの人は願い下げです。

…………………………

クリスピーな食感の揚げコオロギ

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粉塵が飛び舞うなか揚げコオロギを売る家族。生きたコオロギをその場で揚げてくれる店もある

“美味しいかどうか微妙だけど楽しい”ことをテーマに『世にも微妙なグルメ』を追求している私としては、あまりゲテモノを微妙なグルメのジャンルに入れることはなかった。しかし、カンボジアのコオロギにいたっては、あまりに日常的に住民たちが食べているので、長期滞在しているうちに“ゲテモノ”だの“虫”だのと思わなくなり、普通の食べ物に見えてきた。これを麻痺というのだろうか……。自分のことながら嫌な麻痺である。

カンボジアでは、どの地域でも揚げコオロギが路上で売られているので、「コ、コオロギがムショーに食べたくなってきた~ッ!」という人にとっては天国ともいえる国だ。特に観光客が多いアンコールワット付近の街・シェムリアップの国道沿いには多数のコオロギ屋台があるので、観光に行かれた方は何回か目にしているかもしれない。

私はコオロギの店を「屋台」として紹介しているが、実際のところ屋台というにはあまりにも簡素なつくりである。揚げコオロギを乗せる折りたたみ式テーブル、店員が座るイス。これで終わりなので、屋根もライトも何もない。しかも、コオロギ屋台は深夜に出現することが多く、真っ暗闇のなかで売られている。カンボジアは街灯がないのが当然で、あったとしても薄暗いので、自動車の通りが多い国道沿いなどで売らないと誰も店の存在に気がつかない。そう、自動車のヘッドライトのおかげで屋台の存在を知ることができるのだ。とはいえ、自動車がまき散らす粉塵(ふんじん)がすごいので、揚げコオロギが砂でジャリジャリすることもしばしば。…

肝心の揚げコオロギだが、調理法はいたって簡単。そこらへんでとっ捕まえたコオロギたちを生きたまま油で揚げ、味の素や塩などで味付けをして売るだけ。店員の話によると、最近は蛍光灯や電球などでコオロギをおびき寄せて捕まえる方法がポピュラーとのこと。たまたま店の前を通りかかったコオロギを油にブチ込むこともあるそうで、コオロギにとっては災難な話である。

そして揚げコオロギの味だが、イナゴよりもサクサクしたクリスピーな食感をしている。かる~いスナックといったところだ。しかし、真っ暗闇のなかで揚げコオロギを売って儲かっているのだろうか? 店員に聞いてみると「あなたが買ってくれれば儲かるよ(笑)。売れなくても腹が減ったら揚げコオロギを食べるから大丈夫」とのこと。ほ、本当……?

余談だが、東南アジアの人はみんな虫を食べていると思っている人は、けっこう多いのではないだろうか。しかしそれは誤解である。確かにイモムシやタガメやサソリなどを食べることもあるが、最近の若者はゲテモノ扱いをして食べない人も多いようだ。タイでは衛生的に問題のある屋台で調理されたコオロギが原因で食中毒になった人もおり、政府(衛生局)が「屋台のコオロギを食べることを推奨しない」と注意喚起したこともある。
ちなみに、カンボジアやラオスでは料理に“あたりまえのように”コオロギを入れることがあるので「虫が入った料理はちょっと」という人は注意するべし。ほとんどの人が嫌だと思うが……。

寒露

越山若水 10/8

うまい柿を見分けるにはヘタを開けてみて隠れていた部分と外気にあたっていたところを比べてみるといい。色の差が大きければ霜にあった証拠なので、味が良い。

というようなことを、秋山徳蔵が自著の「味」(中公文庫)に書いている。福井県民ならずともよくご存じの「天皇の料理番」。果物を見る目ももちろん一流。

文章だって並みではないので読むとつばが湧く。「皮を剥(む)くと、ほんのりと淡黄がかった果肉が、いかにもしっとりとして、心を吸い寄せるよう…」。こんな調子。

西洋ナシの「コミス」のことだ。秋山は「あれこそ果物の王」だという。当方が知る洋ナシといえばラ・フランスだけ。ネットで調べて食欲を刺激された。「幻の…」とあった。

逸品の話題を続けよう。今度は大分県津久見市の「小蜜柑(こみかん)」。こちらは「天下無双」のうまさだが、木は1本しかないという。しかも、樹齢が800年以上。長寿も天下無双だ。

「一口に入るほどの大きさ」で「癖のない、完全な甘さ」というのが秋山の評価である。興味を持った人にお知らせすれば、この木はいまも健在。

きょうは二十四節気の「寒露」である。草木に降りるものが、露から霜にかわっていく。そんな時季に秋山の本は、またとない逸品だ。目を輝かせて書いた、といった調子にどんどんつられる。おなかがすいて、心が満たされていく。

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5歳の記憶

時鐘 10/8

 わが5歳(さい)の思(おも)い出(で)は何(なに)がどれだけ残(のこ)っているだろう。カズオ・イシグロという作家(さっか)と生(お)い立(た)ちを知(し)って、そんなことが頭(あたま)をよぎった。

5歳なら、周囲(しゅうい)とちゃんと話(はなし)ができる年(とし)ごろである。いったん身(み)につけた日本語(にほんご)を、イシグロさんはあらかた忘(わす)れてしまった。が、幼(おさな)いころの「障子(しょうじ)に畳(たたみ)の部屋(へや)」などの光景(こうけい)は、しっかり記憶(きおく)の底(そこ)に残り、いまもよみがえる、と記事(きじ)にあった。

5歳の記憶は不思(ふし)議(ぎ)である。せっかく覚(おぼ)えた大事(だいじ)なことでなく、平凡(へいぼん)な暮(く)らしのひとこまだけが切(き)り取(と)られて残る。ノーベル賞(しょう)作家も、われらと五十歩(ごじっぽ)百(ひゃっ)歩(ぽ)か。

そんな5歳までの日本の記憶を保存(ほぞん)するのが小説(しょうせつ)の第(だい)一歩(いっぽ)、とイギリスに住(す)む作家は語(かた)る。これは凡人(ぼんじん)が逆立(さかだ)ちしてもマネできないが、思い出の跡(あと)を手繰(たぐ)ることぐらいは簡単(かんたん)にできよう。ふるさとに暮らす特(とっ)権(けん)である。5歳のアルバムに残る生家(せいか)の日(ひ)に焼(や)けた畳(たたみ)の間(ま)、雪(ゆき)が積(つ)もった裏庭(うらにわ)などは影(かげ)も形(かたち)もないが、それでも何かに「再会(さいかい)」できる予(よ)感(かん)がする。

書店(しょてん)に出(で)向(む)くより先(さき)、5歳の記憶が残るあちこちを訪(たず)ねようと思う。勝手(かって)ながら、受賞祝賀(じゅしょうしゅくが)ツアーのつもりでもある。

冗談でしょ

日報抄 10/8

米国の自動車会社が、ロシアと日本の部品工場に仕事を発注した。不良品は千個に1個とすること。数日後、ロシアからメールが届いた。「大変困難な条件です。納期の延長をお願いします。」日本からもメールが届く。「順調です。ただ不良品用の設計図が届いておりません。早急に送付してください。」

これはルポライター早坂隆さんが「世界の日本人ジョーク集」で紹介していた。不良品なんて考えられない「技術のニッポン」を物語るジョークである。

早坂さんはルーマニア在住時、友人から何度も頼み事をされたそうだ。パソコンの調子が悪いから見てくれないか、車を直してくれないか、といった具合。直し方なんか知らない、と言うと「本当に日本人なの」と疑われてしまったそうだ。

日産自動車の無資格検査は「冗談でしょ」と驚く。リコールが116万台に及ぶ。手続きの軽視が多くの日産ファンを嘆かせる。日本を背負う産業の自負はどこへ。

技術の日産の礎に山本惣治がいる。上越市出身である。自動車の大量生産時代を切り開き、社長も務めた。その奮闘は「1人で自動車産業を背負っている」と評されるほどだった。自らの工場から巣立った車を見かけると、頭を下げる礼を欠かさなかった真面目な人だ。

ジョークの対象になる日本は技術の国、金持ちの国であり、勤勉・真面目の国である。金満日本は過去のこと、「働き過ぎ」も捨て去ろうとしている。しかし「真面目」は、皮肉られようとも捨ててはいけない。


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★「世界の日本人ジョーク集」早坂隆著

ちょっと抜粋を・・・
「・逮捕の理由
ソ連時代のある工場での話
イワノフは、いつも始業時刻の10分遅れに来るので、とうとうKGBによって逮捕されてしまった。容疑は「怠慢」であった。同僚のアレクセイは、いつも始業時刻の10分前に来るのだが、ある日KGBによって逮捕された。容疑は「西側のスパイ」であった。サーシャは、いつも始業時刻ピッタリに来るのだが、KGBに逮捕されてしまった。容疑は、「日本製の時計を持っているに違いない」と言うものであった。

・ある計画
ロシア極東に位置する小さな自治共和国、主な産業も無く、経済は破綻し、人々の生活は困窮しきっていた。政府は連日話し合いを重ねたが、やがて一つの素晴らしい結論を導き出した。それは次のような三段階から成る「ある計画」であった。そうすれば、国民は今よりずっと幸福になるだろうという事であった。
1 ロシアからの分離独立を宣言する。
2 日本に宣戦布告する。
3 その日の内に無条件降伏をする。
今、思いついたが、この小さな自治共和国をギリシャと置き換え、ロシアをEUとし、宣戦布告する国をドイツとすると、ギリシャもドイツを除くEU諸国も、現在の苦境から解放されるであろう。(本書には無い)

1989年、三菱地所によるアメリカ・ニューヨークのロックフェラー・センターの買収によって全米の反感を買っていた時代のジョークである。
・デモ
或る時、ニュヨークで反日デモが起きた。そこでこんなプラカードが掲げられた「アメリカ製品を買え!」(Buy American!)しかしこのデモの中に一人の日本人が混じっていた。彼も同様なプラカードを掲げていたが、よく見ると、最後の「n」の文字が無かった。         

・早く飛び込め
或る豪華客船が沈み始めた。船長は乗客に速やかに船を脱出する為、海に飛び込むよう指示した。乗客は、高い船べりから海に飛び込むのが恐ろしく、躊躇していた。そこで船長は、外国人乗客に、それぞれこう言った。アメリカ人には「飛び込めば貴方は英雄ですよ」、イギリス人には「飛び込めば貴方は紳士になれます」ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則になっています」イタリア人には「飛び込むと女性にモテますよ」フランス人には「貴方たちは飛び込まないで下さい」日本人には「皆、飛び込んでいますよ」

・日本を怒らせる方法
各国の政治家が集まって「どうしたら日本を怒らせる事が出来るか」について話し合った。中国の政治家が言った。「わが国は潜水艦で日本の領海を侵犯した。それでも日本は、潜水艦を攻撃してこなかった」韓国の政治家が言った。「わが国は竹島を占領した。それでも日本は、攻撃してこない。」ロシアの政治家が言った。「わが国は長期に亘って北方の島々を占領している。それでも日本は攻撃してこない。」それらの話を黙って聞いていた北朝鮮の政治家が、笑いながら言った。「それなら、我々が核兵器を日本に使いましょう。そうすれば、さすがの日本も怒るでしょう」
するとアメリカの政治家が、首を横に振りながらこう言った。「無駄だね!それはもうやったもの」

・捕虜
西暦200X年、日本と中国の間でとうとう戦争が勃発した。開戦当初、日本の優勢が続いた。開戦から一週間、中国兵の捕虜が一億人出た。次の一週間、さらに中国兵の捕虜が一億人出た。翌日、北京から東京に向けて、無条件降伏の勧告が来た。「どうです、まだ戦争を続けるつもりですか?」

・各国のベストセラー
それぞれの国で最も読まれている書物とは?
アメリカ・・・新約聖書
イスラエル・・旧約聖書
イスラム諸国・・・コーラン
日本・・・・・・・漫画
中国・・・・・・・毛沢東語録
{結論} 世界で良く読まれているのは、「ファンタジー」ばかりである。

フランシスコ・ベーコン著「学問の進歩」(岩波文庫)より。
「冗談は、しばしば真実を伝える手段として大変役に立つ」 」

どれも唸ってしまう切れ味だが、特に最後のひと言が心に沁みる。(このひと言はUさんが付け加えたのかも・・・)

Amazonの紹介
「世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国? それとも、物真似上手のエコノミック・アニマル? 地球各地で収集したジョークの数々を紹介しながら、適材適所に付された解説により、異国から見た真の日本人像を描き出していきます。『世界の紛争地ジョーク集』『世界反米ジョーク集』に続く、同著者入魂の第三弾は、読者からも問い合わせの多かった「日本人をネタにしたもの」を満載しました。笑って知って、また笑う。一冊で二度おいしい本の誕生です。知的なスパイスの効いた爆笑ネタを、ぜひご賞味あれ!」

欧米人はジョークを日常的に楽しむが、日本人はどうなのだろう? 当blogが毎回追っている各川柳集を見ても、決して日本人はジョークがキライな訳では無かろうと思うのだが・・・
しかしジョークには才能が必要。そう簡単に相手を唸らせるようなジョークは言えない。

でも日本の安倍とか言う首相は、ジョークの才能があるらしく、今夜、「ウソだろう?」と国民が言う間もなく、秘密保護法案を衆院本会議で通してしまった。
こんな事がまかり通る日本のはずはないので、衆院通過のニュース速報を「ジョーク」と思ったのだが・・・!!??
あれはジョークか、それとも悪夢か!?

黄金の15年

卓上四季 10/8

黄金の15年―。青春時代でも働き盛りでもない。60~74歳を指す。ベストセラーになった新書「定年後」のキーワードだ。確かに平均寿命も健康寿命も延び、元気なシルバーが増え続けている。だとしても「黄金」とは…。

鉄鋼会社をやめて、そば屋を開業。放送記者がプロの落語家に。事務職からスーパーのパートに転じ、減量して健康になった人も登場する。

著者の楠木新さんも60歳で保険会社を退職後、執筆や講演で大忙しだ。「若い時には注目されず、中高年になっても不遇な会社人生を送った人でも、定年後が輝けば過去の人生の色彩は一変する」。なるほど。心がけ次第でもう一花咲かせられる―ということか。

逆に設計図を描けないまま退職すると、社会とのつながりを失い、孤独を味わうケースが多いとも指摘する。「一番自由な今が一番しんどい」「嫌な上司もいないよりマシ」といった声も拾っている。

定年後も夫が外で活躍すれば妻のストレスも軽くなる。「亭主元気で留守がいい」が夫婦円満の秘訣(ひけつ)と言う。

もちろん病気になったり、介護に追われたりで「黄金の15年なんて無縁」とおっしゃる方も少なくないだろう。本来、こうした人々を支えるのが政治の役割のはずだ。さて10日公示の衆院選で、どんな論戦が交わされるのか。「全世代型社会保障改革」と大風呂敷を広げてみても、かゆいところに手が届かないのでは。



中日春秋 10/8

月の軌道上で最初に流れた曲は、フランク・シナトラの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」だったそうだ。中秋の名月は過ぎたが、月の美しい季節。月光についハミングも出るか。

「お月さまに連れてって。お星さまの間で遊ばせて」-。一九六九年、アポロ10号の船内で、宇宙飛行士たちがカセットテープでシナトラの軽快な歌声を聴いた。その曲は当時、アポロ計画のテーマソングのひとつのようになっていたそうだ。

六回の月面有人着陸を成功させたアポロ計画が終了したのは、七二年。それから四十五年後の今、「もう一度、お月さまに連れていってちょうだい」というところだろうが、果たしてヒットするかどうか。米国のペンス副大統領が最近、NASAの宇宙飛行士を再び月へと送り出したい考えを表明した。

宇宙開発競争においてロシアや中国に主導権を奪われつつあると危機感を抱くトランプ政権は、この計画で一気に巻き返しを図る狙いがあるという。月面上に火星やその先に向かうための「拠点」を建設したいというから壮大な計画である。

大阪万博の「月の石」に熱狂した日本のアポロ世代は興味津々かもしれないが、悲しいことに、実現目標時期もない上、予算確保のめどもない。

過去の栄光を想起させる、大風呂敷を不人気政権が広げたように見えなくもなく、どうもハミングもかすれがちである。

『お米かくれんぼ』

『お米かくれんぼ』

歌:バナナゼロムジカ 

お米かくれんぼ!

ついた私が 悪いのか?
つけた私が ドジなのか?
あなたのどこかにくっついて
外の世界を旅行中
(Here We go Come on!)

ひじや そでもと くつ下 胸元
犬にもついてる どこでもついてる
部屋の中で痛ーっ!と思ったら
いたいたお米 乾いたお米
ティッシュで鼻をかんでみた 一粒お米がとび出した
それはまた別のお話

「サビ行きまーす!」

C・O・M・E! 米!米!お米!
C・O・M・E! 米!米!お米!
どんなにシリアス決めてても
ついてりゃすかかり米ディーさ

「えーこれは数年前、私が経験した本物にあったお米の話なんですけど。
  日本を旅立ち12時間半、フランス シャルル・ド・ゴール空港におりたった私は、妙~な気配を感じたんです。
  下の方から。 なんかヤだな~、怖いな怖いな~と思って、スーッと首を下げてゆっくり胸元を見たんですね。
  そしたらバッ! “お米”かたまりで! ついてたんですねー!
  機内でお米なんて食べてないのに、そこにお米がついてたんです……。
  日本からついて来ちゃったんですねー。
  本当にあったお米の話でした」

お米がどこかにくっつくのは 何も日本だけの話じゃないんだ!
だってお米は 世界中にあるから!
チャーハン!
ナシゴレン!
パエリア!
ジャンバラヤ!

「また旅、行きまーす!」

C・O・M・E! 米!米!お米!
C・O・M・E! 米!米!お米!
どんなにシリアス決めてても
ついてりゃすっかり米ディーさ

C・O・M・E! 米!米!お米!
C・O・M・E! 米!米!お米!
ついてりゃすっかり米ディーさ

お米はとつぜんかくれんぼ
好きなあの子に笑われた だけど (お米かくれんぼ~)
お米のおかげであの子としゃべれた