2017年08月07日の記事 (1/1)

きょうは立秋

小社会  8/7

 きょうは立秋。「暑中見舞い」も以降は「残暑見舞い」に切り替わる。とはいえ盛夏に秋が来た、というのはあまりにも気が早い。そう思っていたがお天気博士、倉嶋厚さんの解説を読んで、すとんと胸に落ちた。

 1年を1日に例えると最も昼の長い6月の夏至が正午。反対に12月の冬至が真夜中。初夏の5月は午前10時で、8月は午後3時。正午に向かう5月の光はどんどん明るさを増すが、昼下がりの8月の光にはかすかな衰えが感じられる。

 暑い盛りではあっても夕方が近づき、日差しは徐々に弱まる。それが立秋であるという(「季節さわやか事典」)。太陽の光の細やかな変化に、しのびよる季節の気配をいち早く感じ取る。日本人の感性にも根差していよう。

 倉嶋さんが93歳で亡くなった。NHKの気象キャスターとして親しまれエッセーの名手でもあった。天気を通して季節の移り変わりを軟らかな文体でつづり、時に人生の移ろいも重ね合わせた。分かりやすく味わい深い語り口には、小欄も随分とお世話になった。

 台風5号が近づいている。予報ではきょう午前、高知県に最接近するとみられている。かつては「台風銀座」と言われたが近年は甚大な被害には見舞われてない。むろん油断は禁物だ。

 台風は「水蒸気を燃やして走る機関車。その“燃えかす”が雨」と倉嶋さん。豪雨の怖さは九州の被害でも明らか。鈍行機関車に厳重な警戒が要る。


平和への誓い

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2017年 平和への誓い

原子爆弾が投下される前の広島には、美しい自然がありました。
大好きな人の優しい笑顔、温もりがありました。
一緒に創るはずだった未来がありました。
広島には、当たり前の日常があったのです。

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分、広島の街は、焼け野原となりました。
広島の街を失ったのです。
多くの命、多くの夢を失ったのです。
当時小学生だった語り部の方は、「亡くなった母と姉を見ても、涙が出なかった」と語ります。
感情までも奪われた人がいたのです。
大切なものを奪われ、心の中に深い傷を負った広島の人々。

しかし、今、広島は人々の笑顔が自然にあふれる街になりました。
草や木であふれ、緑いっぱいの街になりました。
平和都市として、世界中の人に関心をもたれる街となりました。

あのまま、人々があきらめてしまっていたら、
復興への強い思いや願いを捨てていたら、
苦しい中、必死で生きてきた人々がいなければ、今の広島はありません。

平和を考える場所、広島。
平和を誓う場所、広島。
未来を考えるスタートの場所、広島。

未来の人に、戦争の体験は不要です。
しかし、戦争の事実を正しく学ぶことは必要です。

一人一人の命の重みを知ること、互いを認め合うこと、まっすぐ、世界の人々に届く言葉で、あきらめず、粘り強く伝えていきます。
広島の子どもの私たちが勇気を出し、心と心をつなぐ架け橋を築いていきます。

平成29年(2017年)8月6日
こども代表
広島市立大芝小学校6年 竹舛 直柔
広島市立中筋小学校6年 福永 希実

台風5号

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台風5号

2017年8月7日7時30分発表 台風第05号は、7日06時には足摺岬の東北東約40kmにあって、北東へ毎時20kmで進んでいます。中心気圧は975hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。この台風は、8日06時には松本市の西南西約40kmに進み、9日03時には村上市の西北西約70kmに達するでしょう。その後、日本海を北上して、10日3時までに温帯低気圧に変わる見込みです。台風周辺海域および進路にあたる海域は大しけに、台風の進路にあたる地域は暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。

どんぶり金魚

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どんぶり金魚の買い方3つの注意点

・どんぶり金魚のどんぶり選び

器を選ぶ時のポイントは金魚が快適に過ごせる大きさです。金魚は基本的に単独で水量でいうと最低でも500ミリリットル程度は確保しておきたいですね。深さと広さを考えるとやはり「どんぶり」がピッタリなんですね。内側が白ベースでワンポイント模様があるくらいが、金魚が映えて可愛いですよ。

・どんぶり金魚のトリートメント

金魚すくいやペットショップで購入した金魚はストレスで弱っているため、トリートメントと呼ばれる方法で体力を回復させてあげます。

トリートメントには食塩水を使います。1リットルの水に小さじ1杯約5グラムの塩を加えて0.5%のトリートメント用の食塩水を作り金魚を入れます。

最初の3日は餌を与えません。金魚すくいの金魚がすぐ死んでしまうのは餌をあげすぎて消化不良から下痢を起こし水が汚れストレスとなることが大きな原因です。

4日めなったら餌を1粒与えて様子をみます。よく食べるようなら1日に2~3粒だけ餌を与えるようにします。ここでも餌のやり過ぎは厳禁です。ちなみに餌は100均で売っているもので十分です。

トリートメントは2週間行いましょう。

・どんぶり金魚の水替え

水換えは毎日します。

どんぶり金魚に使う水は水道水で構いません。ただししっかりカルキ抜きをしなくてないけません。水道水には消毒のための塩素(カルキ)が含まれているんですね。

100均などでもカルキ抜きの薬品は売っていますが、水道水を半日以上汲み置きしておくだけでも大丈夫です。どんぶり金魚で使う水量は多くないので汲み置きの手間も少ないです。

同じサイズの器を準備して汲み置きしておくと毎日の水換えが楽になりますね。

・どんぶり金魚 大きくなったら

金魚は割と長生きするんですね。10年位生きて金魚すくいの金魚がフナみたいに大きくなったとか聞いたことがありませんか?

どんぶりで飼育できるサイズは相応のサイズまでと考えておいたほうが良いです。金魚のサイズに合わせてどんぶりを大きな器に変えていきましょう。器が大きくなれば水換えなどの量も必然的に増えます。毎日の水換えが厳しくなってきたら水槽にエアレーションといった環境を考えたほうが良いでしょう。

・どんぶり金魚におすすめの種類

金魚すくいでよく見かける和金の小赤などは、水槽から飛び出して死なせてしまったってよく聞きませんか?一晩フタをして様子を見れば大丈夫ともいいますが、どんぶり金魚として飼育するには泳ぎが上手な和金系の金魚はあまり向きません。

では、どんな金魚が向くかといえば金魚すくいなら出目金や高価になりますがらんちゅうといった泳ぎが達者じゃない金魚たちです。最近とくに人気なのがピンポンパールというまさにピンポンボールのような丸くかわいい金魚です。

・さいごに

初期段階でトリートメントをしっかりやるとこ、その後は水換えと餌をやり過ぎないことに注意しておけば長いお付き合いができますよ。

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やまない雨はない

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『雨のことば辞典』(講談社学術文庫)

書評

梅雨時は、毎日しとしとザーザーと雨が降って、気が滅入ることがある。

もちろん、雨が心地よく感じられる日もある。しかし、やはり人間は生物であるから根本的に太陽の光を必要とするようである。
そこで、気が滅入って太陽が恋しい日にぴったりなのが本書である。
『雨のことば辞典』は、気象予報士と雨の文化誌を研究するエッセイストの2人が編者ということもあり、幅広く雨にまつわることばが載せられている。
コンパクトな文庫なのであるが、まさに辞典という名にふさわしい情報量である。

日本の上空は、「空の水道」と呼ばれているそうで、年間の平均降水量は地球表面における全体降水量の平均値の2倍だそうだ。また、東京の降水量はロンドンの2倍であるとのことである。日本は比較的雨がよく降る地域のようだ。

本書において、日本各地の雨を表現した方言も数多く紹介されていることから、昔から日本人は雨と付き合ってきたことがうかがえる。

たとえば、「せいう」と読む雨のことばだけでも4つ紹介されている。
「静雨」(静かにふる雨)、「凄雨」(ものさびしく降る冷たい雨、またはすごみのある雨)、「請雨」(雨乞い)、「星雨」(たくさんの流星が流れるさまを雨にたとえた)といった具合である。

また、いまの時期の雨は農業に欠かせないものであり、貴重な水資源にもなる雨だそうである。梅雨はときに嫌われものだけれど、梅雨があるからこそ私たちはこれらの恩恵を享受できる。

おもしろかったのが、「宇宙由来の雨」という項目である。「宇宙由来の雨」とは、「宇宙から飛来する雪玉が溶け、地球の雨にまじって地上に降るものをいう」とのことである。

なんでも、地球大気に向けて毎日数千個も飛来している雪の玉が、地表に近づいて雲の一部になり、そして雨になるそうである。ただし、1997年の時点では学問的に確定されていないとのこと。
今はどうなっているかはまだ調べていないのだが、事実だとすればなんだかロマンチックな話である。

雨はときに厄介に感じるけれど、世界と自分との関係が深く感じられる良い機会でもある。
本書を読んで、先人がどのように雨と付き合ってきたのかがわかり、雨の日もそんなに悪くないと思った。

雨の日に本書をパラパラとながめながら雨音に耳を傾けるのもまた一興である。

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中日春秋 8/7

<心配事や悩みは縦に並べなさい>。その人は若いころ、父親にそう教えられたそうだ。心配事を横に並べてしまうと、一斉に攻め立ててくる。

縦に並べればどうか。心を惑わすのはひとまず先頭の一つのみである。その最初の問題の解決に全力を。それが解決したら次の問題に取り組む。分かりやすい助言である。

その人とは三日に亡くなった気象エッセイストの倉嶋厚さん。九十三歳。NHKの「ニュースセンター9時」の天気コーナーでの分かりやすく、味わい深い語り口を思い出す方もいるだろう。個性的な気象キャスターのはしりで「熱帯夜」という言葉も倉嶋さんの造語と聞く。

天気や季節を話題にしたエッセーの面白さと、その知識の広さ、深さ。ものを書く身としては読めば羨望(せんぼう)のため息が出る。なんでも気象庁勤務時代は公務を人一倍こなす一方、わずかに残った時間のすべてを勉強と執筆活動に費やしていたそうだ。

妻の泰子さんに先立たれ、うつ病に苦しみ、克服した経緯についてお書きになっている。晴れたり曇ったり、降ったりやんだりの人の四季。それに向き合い「やまない雨はない」と自信を持って予報できる人でもあった。

錦雨(きんう)。夏の雨のひとつで日照り続きの後に降る恵みの雨のことだが、倉嶋さんとのお別れに似合いそうな雨である。なに、これも「雨のことば辞典」からの受け売りである。

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内容紹介
「伴侶との別れ」「うつ病」……幾多の壁を乗り越えた感動の手記。
妻の急逝に茫然自失、自殺を試みついに精神科に入院、ようやく回復するまでの嵐の日々を、元NHKお天気キャスタ−が率直に綴る。
「小春日和のような穏やかな暮らしを一変させた妻の入院、そしてあまりに唐突な末期ガン宣告。それは私にとって、すさまじい木枯らしの日々の始まりでした」。
長年連れ添った妻の急逝。深い悲しみの底に沈んだ筆者を襲った「後を追いたい」という衝動、そして「もっとこうしてあげればよかった」という「後悔の波」の連続。出口のないトンネルの中で自分自身を見失い、生きる意欲をなくし、どうしたら死ねるかということばかりを考えてしまうーー。
自殺のおそれのあるうつ病患者となって精神科に入院した元NHKお天気ニュースキャスターが、ようやく回復するまでの嵐の日々を率直に綴る。

内容(「BOOK」データベースより)
「小春日和のような穏やかな暮らしを一変させた妻の入院、そしてあまりに唐突な末期ガン宣告。それは私にとって、すさまじい木枯らしの日々の始まりでした」。長年連れ添った妻の急逝により茫然自失、自殺を試みついに精神科に入院、ようやく回復するまでの嵐の日々を、元NHKお天気ニュースキャスターが率直に綴る。

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2うつ病を克服する 倉嶋 厚さんに聞く

 (2008年8月14日 日本経済新聞 より)

【嵐の後は必ず小春日和 完全主義やめ気楽に】

 くらしま・あつし 気象学者、エッセイスト。1924年長野市生まれ。理学博士。49年気象庁に入り、札幌気象台予報課長、鹿児島気象台長などを歴任。84年定年退職後、NHK解説委員として「ニュースセンター9時」などで気象解説。96年NHK放送文化賞受賞、著書は「花の季節ノート」など多数。

【人生は必ず展開する。死んではいけない】
 1980-90年代、NHKニュース番組などで気象キャスターを務め、含蓄のある解説でお茶の間の人気をさらった倉嶋厚さん。97年に愛妻の泰子さんをがんで失って、重いうつ病にかかり、自殺未遂と長期入院。しかし見事に社会復帰、その後はエッセイストとして原稿執筆や講演に忙しい毎日を送っている。
 うつ病からの回復の経緯は2002年、「やまない雨はない」という著書に。これまでに文庫版を含めて16万部余りを発行、うつ病を扱った本としては異例のベストセラーになった。
 屋上から飛び降りようとした東京・新宿の自宅と仕事場があるマンションで語ってくれた。「自殺者は年間3万人以上。未遂者を入れれば10倍の約30万人。その家族など関係者を含めるとさらに10倍の約300万人。10年続くと約3000万人という数字になります。事実、私の兄も自殺、同僚が3人自殺している。うつ病は自殺の主因といわれるが、国民の多くが身近にうつ病は自殺を経験している。だから私の赤裸々な告白が関心を呼んだのでしょう」
 「うつ病になると、オール・オア・ナッシングの気分になり、離婚してしまえ、職場を辞めてしまえ、死んでしまえという衝動に駆られる。でもとりあえず1分、1時間、1日決断を先延ばしにしてほしい。大事なことは決定しないというのが私の教訓。妻の死がショックでうつ病になり、死んで楽になりたいと思った。マンションの屋上に10日間通い、ついに飛び降りたつもりが元の場所に着地。亡くなった妻が止めてくれたのかもしれない」
 「それから11年。その後の人生を考えるとものすごく展開している。どんどん仕事をしてきたし、全国各地に出かけていろんな人々に出会えた。人生マイナスばかりではない。死んではいけない。西行の歌に『命なりけり』という言葉が出てくる。『命あればこそ』という意味。生きていて良かったと思います」

【人生70点主義。苦しかったら、周囲にSOSを出すことも必要】
 「うつ病になる人にはまじめで完全主義の人が多い。でも完全主義はやめた方がいい。何でも自分だけで抱え込まないで、肩の力を抜いてマイペースでやる。満点ではなく、毎日70点で落第しなければいい。NHKに出演し始めたころ悩んだが、こう考えて楽になりました」
 「その後もNHKを辞めようと考えたことは何度もある。ある夜、NHKの廊下で俳優の故・大坂志郎さんとすれ違った。振り返ると、大坂さんも振り返って声を掛けてくれた。『いつも楽しく拝見しています。役者だから分かりますが、短い時間にあれだけなさるのは大変な苦労や工夫があるのでしょう。これからもいい仕事を続けて下さい』と。私には大きな励ましになりました」
 「道元の教えに『愛語能く廻大の力あることを学すべきなり』という言葉がある。人に慈愛の心で接し、(思いやりである)顧愛の言葉を掛けるていると怨敵さえ降伏するということ。大坂さんは私に愛語を掛けてくれた。愛語に満ちた職場、地域、国をつくれればいいですね」
 「苦しいときは周囲にSOSを出すことも必要。妻が亡くなって間もなく、早朝、資源ごみを出しに行って顔見知りの女性に出会った。目が合うと私は近寄って『妻が死にました。困っているので誰か家事をしてくれる人はいないでしょうか』と話した」
 その女性の紹介で、現在も身の回りの世話を受けている水口きよみさんが来た。長期入院した時も倉嶋さんを終始面倒見てくれたお手伝いさんだ。「あの時、ごみ出しに行っていなければ、今の私はない。周囲の人もSOSに応えて具体的に助けてあげることが必要です」

【自然に対する畏敬の念が失われている。自他を大事にする心も】
 10人兄弟の9番目だった倉嶋さんに父親が残した教訓がある。「心配事は縦に並べろ」
 「15、6歳の時もひどいうつ病になった。不安でいたたまれなかった私に、父は大きな紙を持ってきて一本線を引き、『心配事を近い順から並べてごらん』と言った。書き出してみると、父は『こうやって縦に並べてみると今のお前の心配事は一つだ。一つ一つやっていけばいいんだ』と諭しました。人生の長期予報はあたりません。『あまり先のことは心配せずに、今あることを一つずつ一生懸命やっていこう』と気が楽になりました」
 倉嶋さんの優れた気象解説は、日々欠かさない克明な自然観察のたまもの。「最近、人々の心に自然を恐れ敬う気持ち、畏敬の念がなくなったのではないか。例えば満点の星を見ても感激することがなくなった。以前、NHKのスタッフと群馬県の赤城山に取材に行ったときのこと。夜空を見るとものすごい星空だったのですが、若い人は『プラネタリウムみたいだ』と言って平然としていた。畏敬の念がなくなったことが世相に反映していると思う。マスコミは人々に畏敬の念を取り戻させる優れた番組や記事を提供してほしいと願います」
 「月遅れの盆を前に、芭蕉の『数ならぬ身とな思ひそ玉祭』という俳句を思い出す。若き日の愛人とされる寿貞の墓前で詠んだ句ですが、『ものの数ではない身と思うな』という意味です。現在はみんなが自分や他人を粗末にしすぎている。簡単に人を殺したりする。自他を大切にする心が今こそ必要なのではないですか」
 倉嶋さんは小春日和という気象用語が大好きだ。「木枯らしが吹いて冬が来たと思うと、小春日和になる。激しい嵐にあっても必ず小春日和が来る。人生はこの繰り返し」