寅さん口上の記事 (1/3)

男はつらいよ

『男はつらいよ』

歌:渥美清 作詞:星野哲郎 作曲:山本直純

(私 生まれも育ちも 葛飾柴又です
帝釈天で うぶ湯を使い 性は車 名は寅次郎)

(人呼んで フーテンの寅と 発します)

俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ

いつかおまえの よろこぶような
偉い兄貴に なりたくて

奮斗努力の 甲斐も無く
今日も涙の

今日も涙の 日が落ちる
日が落ちる

ドブに落ちても 根のある奴は
いつかは 蓮の花と咲く

意地は張っても 心の中じゃ
泣いているんだ 兄さんは

目方で男が 売れるなら
こんな苦労も

こんな苦労も かけまいに
かけまいに

男とゆうもの つらいもの
顔で笑って

顔で笑って 腹で泣く
腹で泣く

(とかく 西に行きましても 東に行きましても
土地 土地の お兄貴さん お姐さんに
ごやっかい かけがちになる 若造です)

(以後 見苦しき面体 お見知りおかれまして
今日こう万端 ひきたって
よろしく おたの申します)

寅さん口上 第48作

第48作 (平成7年12月 公開)

男はつらいよ 寅次郎紅の花


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阪神淡路大震災の直前、神戸から連絡があって以来、寅さんは音信不通。さくらや、おいちゃん、おばちゃん達は心配していた。一方満男は、久しぶりに訪ねて来た泉(後藤久美子)から、結婚の報告を受けてショックを隠せない。ヤケをおこして、岡山県津山市での泉の結婚式をメチャクチャにしてしまう。失意の満男は、奄美大島の加計呂麻島で出会った女性の親切で、彼女の家の世話になることに。その女性はリリー(浅丘ルリ子)で、なんと寅さんはそこで同棲していた…
 26年間に48作続いて来た『男はつらいよ』シリーズ最終作となった『寅次郎紅の花』は、第25作『寅次郎ハイビスカスの花』以来、四度目の登場となる浅丘ルリ子演じるリリーが登場。しかも寅さんは奄美大島でリリーと同棲。かつてさくらが夢見た寅さんとリリーの結婚は、現実のものとなるのか? そして五回目となる後藤久美子演じる泉と満男の関係は? シリーズ大団円に相応しく、二つの恋の行方が、幸福な気分のなかで描かれてゆく。阪神淡路大震災の被災地に立つ寅さんの「皆様、本当にご苦労様でした」という言葉は、俳優・渥美清の最期の台詞となった。

寅さん口上 第47作

第47作 (平成6年12月 公開)

男はつらいよ 拝啓車寅次郎様

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大学を卒業し、靴メーカーの営業マンとなった満男が、滋賀県長浜市に住む大学の先輩・川井信夫(山田雅人)から祭りに誘われる。休暇をとって、長浜にやってきた満男は、先輩の妹・菜穂(牧瀬里穂)と最悪の出会いをして、そうそうに揉めてしまう。一方、寅さんは、琵琶湖畔で撮影旅行をしている主婦・典子(かたせ梨乃)と出会う。典子がアクシデントで怪我をしてしまったこともあって、同じ宿に泊まる。そこで典子から冷えきった夫婦の話を聞かされた寅さんは、彼女に同情するが…
 旅の暮らしを続けている寅さんと、一年に一度だけの贅沢のためにパートをしてお金を貯め撮影旅行に来た典子が、出会いひととき語り合う「本当の幸福について」。倦怠期を迎えた主婦をかたせ梨乃が好演。そして就職し、単調な日々に埋没している自分に疑問を持つ満男が旅先で知り合う牧瀬里穂演じる勝ち気な女の子・菜穂とのロマンス。寅さんと満男、それぞれの“淡い恋”が描かれる。後半、満男と寅さんの江の電駅での別れの会話は、味わい深い名シーン。

寅さん口上 第46作

第46作 (平成5年12月 公開)

男はつらいよ 寅次郎の縁談

さぁどうだ、小ちゃいワンワン、小ちゃいワンワン、ようしもうこうなったら、大きいワンワンもほとんどおまけしちゃおう! ねぇ、さあ大きいワンワン・・・さぁ、ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、色が黒くてくいつきたいが、あたしゃ、入れ歯で歯が立たないよ、ときた。どうだい、この大きいやつ、これなんかもう、タダ同然の値段で売っちゃおう! さぁ、手にとって、見てやってください・・・(香川県土庄町富丘八幡宮・犬のぬいぐるみ)

売ネタ
● 易断(栃木県烏山町・無形民俗文化財・山あげ祭)
● 犬のぬいぐるみ(香川県土庄町・富丘八幡宮)

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寅さん口上 第45作

第45作 (平成4年12月 公開)

男はつらいよ 寅次郎の青春

さて、お正月をこの温泉町でお過ごしの皆様、新年、明けましておめでとうございます。どうぞ、みなさまにもよいお年でありますように、さて、ここに取りい出したるこのバック、角は一流デパートでお願いしますと、3000円から4000円くだらない品物です。神田は六方堂という有名な老舗が、今回のバブル崩壊で泣きの涙で投げ出した品物です。さ、お手にとって見てやってください、はい、手にとって見てやって、ね。(岐阜県下呂市下呂温泉・バック)
売ネタ
● 貯金箱(宮崎市青島・青島神社)
● バック(岐阜県下呂市・下呂温泉)

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寅さん口上 第45作

第45作 (平成4年12月 公開)
男はつらいよ 寅次郎の青春

さて、お正月をこの温泉町でお過ごしの皆様、新年、明けましておめでとうございます。どうぞ、みなさまにもよいお年でありますように、さて、ここに取りい出したるこのバック、角は一流デパートでお願いしますと、3000円から4000円くだらない品物です。神田は六方堂という有名な老舗が、今回のバブル崩壊で泣きの涙で投げ出した品物です。さ、お手にとって見てやってください、はい、手にとって見てやって、ね。(岐阜県下呂市下呂温泉・バック)

売ネタ
● 貯金箱(宮崎市青島・青島神社)
● バック(岐阜県下呂市・下呂温泉)

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寅さん口上 第44作

第44作(平成3年12月 公開)
男はつらいよ 寅次郎の告白

お前、ちょっとここへすわれ。例えばだ、駅から降りた人通りの多い、薄暗がりで、お前一つの箱を大事そうに抱いて、泣いているんだよ。『うえーん、うえーん』・・・そこへ、俺がすっと通りかかる。お兄ちゃん、お前、こんなところで何泣いているんだい。お前はひときわ声を大きくして、泣くな・・・泣いてばかっりいたって、わかんないじゃないかよ、どうしたんだい、わけを言ってごらん、うん、うん、えっ何? それじゃ、泥棒じゃないか!(くるまや、寅さん、三平をサクラにスカウト)

売ネタ
● スタンド(鳥取市若桜橋・しゃんしゃん祭り)
● 健康サンダル(岐阜県蛭川村・安弘見神社・奉納花馬)

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寅さん口上 第43作

第43作 (平成2年12月 公開)
男はつらいよ 寅次郎の休日


寅「アメリカは、ロスアンゼルスの有名なレコード会社が、このたびのドル安で倒産、借金代わりに投げ出した、このレコード」 ポンシュウ「はい、世界一流の歌い手ばっかりだよ」 寅「はい、お正月、お祝儀がわり、お年玉として、はい、浅野内匠頭じゃないけど、腹かっ切ったつもりで、売っちゃおう。どう、ひと声!」
(大分県日田市玖珠町亀都起神社・CD)

売ネタ
● CD(ポンシュウと、大分県日田市玖珠町・亀都起神社)

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寅さん口上 第42作

第42作(平成元年12月 公開)
男はつらいよ ぼくの伯父さん

ようし、さぁ、もうヤケだ。ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときた(佐賀県小城町・須賀神社・暦)

売ネタ
● スカーフ、手袋(佐賀県佐賀市松原・佐嘉神社)
● 暦(佐賀県小城町・須賀神社)

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寅さん口上 第41作

第41作 (平成元年8月 公開)
男はつらいよ 寅次郎心の旅路

寅「どうです、オーストラリアはウィーン製のバッグ」 ポンシュウ「はい、ヨーロッパだよ」 学生A「おっちゃん、おっちゃん、ウィーンはオーストラリアの首都じゃろが」 学生B「オーストラリアはカンガルーの国じゃ」 寅「そういうこともありました、昔は。若い男が理屈を言うと女にモテない。さぁ、もうヤケだ」 ポンシュウ「はい、ヨーロッパだよ」 寅「ヤケのヤンパチ、日焼けのナスビ、色が黒くて食いつきたいが。あたしゃ、入れ歯で歯が立たないよ、ときた。」
(石川県羽咋市・気多大社夏祭り・オーストラリアウィーン製バック)

売ネタ
● オーストラリアウィーン製バック(ポンシュウと、石川県羽咋市・気多大社夏祭り)

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寅さん口上 第40作

第40作 (昭和63年12月 公開)
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

さあ、もう、ヤケだ、ね。ヤケのヤンパチ日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが わたしゃ入れ歯で歯が立たないよ、ときた!」 ポンシュウ「今日は特別学生さんには大割引ね、はい、手にとって見て東京の学生さんみんなこれ背負ってんだ、はい、カラッテごらん、あーらいいね。(島原城天守閣下・スポーツバッグ)

売ネタ
● スポーツシューズ(長野県小諸市・大浅間火煙太鼓)
● デイバック(ポンシュウと、長崎県島原市・島原城)

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寅さん口上 第39作

第39作 (昭和62年12月 公開)

男はつらいよ 寅次郎物語

さぁ、ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、色が黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯がたたない、どう、400、はい400円、どう、ええ、四谷、赤坂、麹町、チャラチャラ流れるお茶の水、粋な姐ちゃん立ちションベン、さぁ、白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水くさい、ときた。(三重県度会郡二見興玉神社・正月飾り、破魔矢、張り子の人形)

売ネタ

● ぬいぐるみ(とある境内)
● 正月飾り、破魔矢、張り子の人形(三重県度会郡・二見興玉神社)

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寅さん口上 第38作

第38作 (昭和62年8月 公開)

男はつらいよ 知床慕情

よし、四つ、四ッ谷赤坂麹町チャラチャラ流れる御茶ノ水、粋な姉ちゃん立小便、白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い、いりますか、ハイ。お父さんいい買い物をしました。(岐阜県長良川祭り・玩具花火)

売ネタ

● 絵・ゴッホのひまわり(北海道札幌市・大通公園)
● 花火(ポンシュウと、岐阜県長良川・長良川祭り)

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寅さん口上 第37作

37作 (昭和61年12月 公開)

男はつらいよ 幸福

寅「どお、お婆ちゃんお土産に、お孫さん、喜ぶよ、ねぇ」 ポンシュウ「さあ、最新式コンピューター占い、絶対当たるよ。さぁ、100円だ、100円だ、自分で運勢が分かるという」(山口県下関市・赤間神宮「歯と宇部」)

売ネタ

● 運動靴(山口県萩市・平安橋 縁日)
● 鳩笛(山口県下関市・赤間神宮)
● 鳩笛(神奈川県足柄下郡・箱根 芦ノ湖)

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寅さん口上 第36作

第36作 (昭和60年12月 公開)

男はつらいよ 柴又より愛をこめて

さぁ、ヤケのヤンパチ日焼けのナスビ、色が黒くて食いつきたいが、ねっ、あたしゃ入れ歯で歯が立たないよ、ときた。どう、負けちゃう、一つ400円ね、はい、四谷、赤坂、麹町、チャラチャラ流れるお茶の水、粋なねえちゃん、立ちションベン、さぁ、白く咲いたか百合の花、四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水くさいときた、どう、続いてまけちゃおう!(浜名湖舘山寺港・張り子の虎)

売ネタ
● 張り子の虎(静岡県浜名湖・館山寺港)

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寅さん口上 第35作

第35作 (昭和60年8月 公開)

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾

天に軌道のある如く、人はそれぞれ運勢をというものを持っております。とかく丙午の女は夫を食い殺し、子の干支の方は終わり晩年が色情的関係において、よくない・・・てなことを言ってるが、ぶっちゃけた話、これも商売、女房子供を食わしていかなくてはならない。ここにある、こういう道具もネタ元という問屋へ行って、これ一日いくらで借りてくる、ね、そうよ、だから運勢のことなんか、ぜんぜん判らない。だが・・・(熊本県天草市・易断)

売ネタ
● 易断(熊本県天草市)

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寅さん口上 第34作

第34作 (昭和59年12月 公開)

男はつらいよ 寅次郎真実一路

さぁ、国の始まりが大和の国なら、島の始まりが淡路島、泥棒の始まりが、石川の五右衛門なら、英語の始まりがABCです・・・さぁて、こちらもお立ち会いだ、どう、お父さん、続いた数字が二、兄さんは寄ってらっしゃいは吉原のカブだよ、仁吉が通る東海道、どう、三つに負けちゃう、三三六歩で引け目がない、産で死んだが三島のおせん。ねえ手にとって見てちょうだい、四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水・・・(筑波山神社・健康サンダル)

売ネタ
● 健康サンダル(茨城県つくば市・筑波山神社)

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寅さん口上 第33作

第33作 (昭和59年8月 公開)

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎

さぁ、今日は盛岡のお祭りだ、もうけなんかいらない。1000円でいい、1000円だ、どう?・・・あ、お父さん。どう? 親孝行な息子さんのために、どう?お安くしておくよ

売ネタ
● 地球儀、おもちゃ(岩手県盛岡市市丸・“盛岡城趾”岩手公園 縁日)
● オルゴール(北海道根室市・根室新緑まつり)

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寅さん口上 第32作

ハンコ屋の法事での説法

昭和58年12月公開 第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」にて

え、おばあちゃんは九十二歳の天寿をまっとうしたと伺っております。本日この七回目の法要に、かくも大勢の関係者が集まられるということで、個人の人柄が偲ばれます。人間この世に生まれて来る時もたった独り。そして、死んでいく時もたった独りでございます。なんと寂しいことではございませんか…天に軌道があるごとく、人それぞれに運命の星というものを持っております。


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寅さん口上 第31作

売りネタ 「コンパクト、鏡、セカンドバッグ」

昭和58年8月公開 第31作「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」にて

今日は新潟美人の揃いだから、もう安くしちゃおう、ね。どう、このコンパクトとこの櫛つけちゃお、更に驚くな、このセカンドバッグもつけて、これいくらだと思う。角は一流でパートの赤木屋、黒木屋、白木屋さんで紅白粉つけたお姉ちゃんに下さいな、頂戴なでお願いしたら五千円が六千円は下らない品物。しかし、今日はそれだけ頂戴とは申しません。なぜかっていうと新潟美人のお姐さんにサービスしちゃおう。

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